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最終回 ページ35

「知らない人ばかりだ...」

クラスの中を見れば、大体知らない人ばかりだった

これから先が、ちょっと心配になった

「何、こんなの大したことない」

白竜はふん、と腕を太々しく組んだ

「白竜、そうやって偉そうにしていると友達作れないよ」

「友達など必要ない」

「またまたー」

そんな会話をしていると、剣城は私の肩を叩いた

「こんなとこで立っていないで座らないか」

「嗚呼、ごめんごめん。えっと....私の席は..?」

黒板には席の場所が記されていた

「後ろの方だな...それに、俺達近いな」





「本当だ!...あれ、私の隣って誰もいないのかな..?」

ふと、自分の隣が空白だったことに気付いた

「そうだな...俺が隣だったら良かったのにな」

「バカ」

そう言っているうちに、先生が入ってきた

「はい、皆席に着けー」

男の先生だった

皆はぞろぞろと自分の席に着く

「えー、1年1組を担当することになった山田――」

その時

教室の扉が開いた

「ちょ、先生!何で僕の名前が載ってないんですか!」

一人の少年が飛び入りしてきた

「あーすまんすまん...てことは他の先生にクラスを聞いたのか?」

「はい、そうですよ。...え、席の表にも僕の名前載ってないとか..」

その子の登場で、教室に笑いが起こった

その少年は黒板の前に行き、席を確認した

「えっと...僕の隣は...A?」

自分の名前が呼ばれたことに驚いた

...そして、彼の声が聞き覚えのあるように思えた

もしや..

「今更だが、彼の名前は――――


シュウだ」

その瞬間、私と白竜、剣城はお互い顔を見合わせた

そして、シュウと呼ばれたその少年は後ろを振り返った





「転校生みたいな自己紹介の仕方はやめてくださいよ!」

明らかにシュウだった

でも、前とはちょっと違う

大分明るい

でも、シュウだ

シュウは怒りながらも私に近づく

「...Aさん、だっけ?これから宜しくね」

嗚呼、この笑顔は何も変わっていない

「うん、宜しくね!!」



―僕等はまた巡り会う―




END

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ネギまゆ - フレコ交換してもらってもいいですか?4184-1467-2823 (2013年10月26日 0時) (レス) id: 6ea934caaf (このIDを非表示/違反報告)
arin(プロフ) - 元asukaです 3DS新しくなったので登録 お願いします 1907-9241-1739 「ASUKA」です (2013年10月21日 2時) (レス) id: 0f680b5e0c (このIDを非表示/違反報告)
asuka(プロフ) - 元剣城白竜 磯崎浪川です 完結おめでとう〜♪ 絵上手すぎ!! 新作頑張ってね♪ 期待してるよ☆ (2013年8月20日 0時) (レス) id: 62ce85ee91 (このIDを非表示/違反報告)
コロネ君(プロフ) - 闇風麗奈さん» そう言って貰えて嬉しいです^^ 頑張ります!! (2013年6月23日 16時) (レス) id: 4505ea5ed1 (このIDを非表示/違反報告)
闇風麗奈(プロフ) - 続きが楽しみです! 更新頑張って下さい!!!! (2013年6月12日 17時) (レス) id: 5c11207a53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コロネ君 | 作者ホームページ:http://profile.ameba.jp/desuso-do10/  
作成日時:2012年12月10日 21時

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