ヤンキー君と天然彼女【名前変換】 (ページ10)

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Story.9 ページ10

#ヤンキー君

悠斗「っ…あー、やっと終わった…」

あ「はぁ…」

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あれから二時間は経っていて

外はもう真っ暗。

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悠斗「えと…ありがと、な」

あ「いえ…」

・

悠斗「んじゃ、お礼だけど何が…」

―…ﾊﾞﾀｯ…

・

言いかけた途端

机に伏せるように倒れたA。

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・

悠斗「え、死んだの?」←

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冗談言ってみても返事は返ってこない。

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悠斗「…おーい? もしもーし?」

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身体を揺らしてみたら、

ｽｰｽｰと聞こえる規則正しい寝息。

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悠斗「…寝てんのかよ。」

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でも、こんな時間まで付き合わせた

俺が悪いよな。

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ｿﾌｧにかけてあった毛布をそっとAにかけ、

帰る支度を始めた。

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悠斗「おーい、俺帰るぞー?」

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そう言っても、1ミリも動く気配はなく

動いたかと思えば、寝返りを打っただけ。

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悠斗「…まぁいっか。」

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起きそうにないため諦めてその場を去ろうとすると、

突然何かにひっぱられて俺はその場でしりもち。

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悠斗「いった…」

あ「いっちゃ、やだ…」

悠斗「え…?」

・

後ろを振り返ると

Aが寝たまま俺の服の袖をつかんで、

目からは涙。

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・

悠斗「おま…っ…どうしたんだよ。」

あ「…独り…やだ…」

・

悠斗「は…?」

あ「独りにしないで…っ…」

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子供みたいになきじゃくって

鼻を赤くする彼女。

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・

そんな姿を見ていたら

帰るわけにもいかなくて。

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悠斗「…ﾊｧ…これ、お礼だからな。」

あ「う、ん…」

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