Story.10 ページ11
#ヤンキー君
悠斗「ふわぁ〜…」
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口から出た大きいあくび。
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あれからしばらく、
Aが落ち着くまでそばにいたけど、
いつの間にか俺も寝てたみたいだ。
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時間を確かめようと、
側に置いておいたスマホを開く。
・
悠斗「ゲッ…」
・
23:39 の時間と一緒に
新着メール30件
不在着信47件が表示されていた。
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・
悠斗「連絡すんの忘れてた…」
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しかも全部家族からっていう…←
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・
悠斗「そろそろ帰らないと…」
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チラッとAの方を向いたら、
相変わらず規則正しい寝息が聞こえてきた。
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・
悠斗「おーい、俺帰るからなー。」
・
その一言を言って、
その場を離れようとするけど身体がうごかない。
・
Aの手元を見てみると、
小さな手で俺の制服を掴んでいた。
・
・
悠斗「ゴメンだけど、マジで帰らないと…」
あ「ママ…」
・
小さな口から恋しそうな声。
俺はそっと頭を撫でた。
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・
悠斗「バーカ…寂しいんだったらそう言えよ。」
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こんなデカい家に独りとか、
慣れる訳ないじゃん。
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悠斗「嘘つくなよ…」
・
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その時、タイミングがいいのか悪いのか、
スマホから電話の着信音。
・
悠斗「もしもし?」
((もしもし…じゃないわよ馬鹿!!))
悠斗「ゲッ…」
・
その声は…
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作者名:アップルオレンジ | 作成日時:2014年1月4日 19時