第92話 ページ42
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車はどんどん公園から離れていく。
黒宮は「ふふふ」と笑いながら、私にロープと何処から手に入れたのか分からないが
手錠を付け、身動き出来ないようにしながら
「丁度、人も車も居ない時に出て来てくれたものですから。助かりました」
「…こんな事…パパが知ったらどうなるかしら」
「どうにもなりませんね。だって…三条寺家の会社は俺が居ないとすぐに潰れるからな」
「…は？」
「だから、俺とAちゃんの結婚が命綱って訳だよ」
「……何それっ…娘より、会社を選んだって事！？」
「そうですよ？」
やっぱりアイツは最低で最悪の父親だ。
確かに会社が潰れたらそれまで…
だけど…娘の幸せよりも会社を選ぶなんてっ
私はコイツと結婚して幸せになれる気がまったくしない！
「縄と手錠、外して。命令よ。外さないと私、絶対にアンタと結婚しないから」
「無理ですよ。どっちにしろ、俺と結婚するんですから」
「…っ…触るなっ…！」
すぅーっと首筋を人差し指でなぞってくる黒宮
吐き気がするっ…
すると、ピタッと手が止まり眼つきを変えては
私を押し倒し、その上に跨って来た。
「ちょっ…と！なにすっ…」
「これは…誰がつけたものですか…？」
「…え？」
「このマークは、大野さん、櫻井さん…どっちが付けたものなのか聞いてるんだよ」
あぁヤバい…
絆創膏、大野がはがしやがったから
マフラーで隠してたんだけど…
櫻井の所に置いてきたんだっ…
目を逸らし、足をバタバタさせてとにかくコイツを退かそうと頑張ってみるけど
黒宮は私の肩をガッと掴んでは
「…櫻井の方だろ…」
「……さぁ」
「さっきもイチャイチャしやがって…」
「…やっぱり、見てたのね…ずっと…」
「当たり前じゃないか…俺のAさんなのに」
「は？誰がアンタのモノになるって言ったの？私は悪いけど櫻井のことが…っ…！」
「それ以上喋ると…もう一回唇塞ぐから」
「…っ」
「まぁ、俺は別に良いんですけどね…？」
気持ちが悪い。
キスされて気持ちが悪いって思ったのは初めてなくらいだ。
それに比べると
大野と櫻井はさすがと言うか…キスが慣れてて、上手だ。
もうコイツとキスはごめんなので
大人しく黙り込んでいると車が停車。
そして、無理やり私を姫様抱っこをして
倉庫みたいな場所に入って行く。
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*Haru*(プロフ) - 水無月さん» それは私も書きながら思いました(笑)コメントありがとうございます！ (2014年12月31日 1時) (
レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - 大野うぜぇw婚約者うぜぇw櫻井かっけーw二宮こえぇw相葉かわえぇw松本大人w (2014年11月13日 19時) (レス) id: 242bf6b524 (このIDを非表示/違反報告)
ayayan(プロフ) - 偽りのキスの番外編更新してほしいです！ (2014年9月25日 0時) (レス) id: 7d9ed361b6 (このIDを非表示/違反報告)
*Haru*(プロフ) - 智南さん» わざわざありがとうございます！本当ですか！？嬉しいです！ありがとうございますっ(*'ω'*)頑張ります！ (2014年9月4日 19時) (レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
*Haru*(プロフ) - 翔ちゃんらぁぶ?Rinさん» わざわざありがとうございます！はい！頑張りますっ笑。応援に応えられるように頑張ります(-ω-)/ (2014年9月4日 19時) (レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
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