第89話 ページ39
＊翔side＊
なんて1人でグチグチ言いながら歩いて居ると
いつの間にか近くにある公園まで来てしまっていた。
ベンチに座り、目の前でイチャイチャしてるカップルや
座って楽しそうにしている老夫婦を何となく眺める。
ふいに下を向くと、水たまりがあり
そこに映った自分を見て気づく。
「…変な顔してんな、俺(笑)」
変装もしてないし、変な顔してるし…
呆れて笑ってしまう。
バシャっと水たまりに映った俺の顔を自分の足で消す。
もうアウターがないと寒い季節。
バカな俺は制服のまま出てきてしまった。
もうちょい着込んで来れば良かった。
「…櫻井…？」
「……あ…」
けど、一気にテンションも上がり
自然と体温もグッと右肩上がり。
目の前に居たのは、珍しく私服で
驚いて居るAの姿。
ちょっと私服って…テンション上がる…(笑)
「こんな所で何してるの」
「別に、逃げて来ただけ」
「逃げて来た？あ、変装してないじゃん。だからか…嵐も大変ね」
「…嵐じゃなくても大変ですよ…」
「ん？」
「…いいや」
Aは「あっそ」と言い、俺の隣に腰掛ける。
そして寒い寒いと言いながら、持っていた袋の中から肉まんを出してかぶりつく
「…え、俺のは？」
「知らないわよ。だって、まさか居るとは思わないんだもん」
「そうだけど…ってか、何でここで食べてんの？家、帰らないとまた喧嘩するんじゃない？」
「もう喧嘩したわよ…」
「はや(笑)」
「笑わないで！仕方ないでしょ！？私だって黒宮との事で色々と大変なの」
「黒宮って…婚約者の？」
「…そう、今日もアイツ家に来て…私も逃げて来たの」
「へぇ、意外としつこいな」
「意外とじゃないし」
「…あのさ…最初、この人と結婚しなさいって言われた時……何て言った？」
何故かAの顔は見れなくて、Aの持ってる肉まんを見つめながら
そう問いかけると
バッと目の前にAのキョトンとした顔が来て
ビックリしながらも、答えを待つ。
「普通に…嫌だ。死んでもこんな奴と結婚するかって叫んだ」
「…で？父さんは？」
「ダメだ！って怒鳴るだけ。それが中2の時から今までずっと」
「…ふぅーん…そっか」
「何で？」
「いや、すげぇなって。Aはやっぱ凄いわ(笑)」
「何それ…」
何処にいっても同じか…
.
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*Haru*(プロフ) - 水無月さん» それは私も書きながら思いました(笑)コメントありがとうございます！ (2014年12月31日 1時) (
レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - 大野うぜぇw婚約者うぜぇw櫻井かっけーw二宮こえぇw相葉かわえぇw松本大人w (2014年11月13日 19時) (レス) id: 242bf6b524 (このIDを非表示/違反報告)
ayayan(プロフ) - 偽りのキスの番外編更新してほしいです！ (2014年9月25日 0時) (レス) id: 7d9ed361b6 (このIDを非表示/違反報告)
*Haru*(プロフ) - 智南さん» わざわざありがとうございます！本当ですか！？嬉しいです！ありがとうございますっ(*'ω'*)頑張ります！ (2014年9月4日 19時) (レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
*Haru*(プロフ) - 翔ちゃんらぁぶ?Rinさん» わざわざありがとうございます！はい！頑張りますっ笑。応援に応えられるように頑張ります(-ω-)/ (2014年9月4日 19時) (レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
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