第65話 ページ15
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「いや、行かない」
「良いじゃん、行こうよ」
「じゃあ、さっきの教えろよ。キスまでしといて…教えないって何よ」
「ふふ♪」
結局、大野は私の唇を奪い
意味不明で、何て答えていいか分からない質問を投げてきただけで
何も教えてくれなかった。
ただ可愛い笑顔を見せるだけ…
しかも、もう帰ろうってやっとなったのに
大野はコンビニに行こうとか言い出した。
絶対に行きたくないって叫んでたんだけど…
＊＊＊
「…さっき、パフェ食べたでしょ」
「いーじゃん、チョコモナカジャーンボでいい？」
「え、なに。奢ってくれんの？」
「愛してるから♡」
「その愛だけ返品で♡」
えぇーと大野は口を尖らせながら
チョコモナカジャンボを１つ手に取り、レジに向かった。
今はメガネだけだからか、いつもとあまり変わらない。
少しメガネにキュンときてみたり、こなかったり。
いや、待て。その前に…
「大野、忘れ物」
「ん？」
レジでお金払っている大野に、差し出すが
大野はフイッと無視してくる。
んだよ…
「おい」
「要らない」
「いや、いるでしょ。大野要らないの？アイス」
「要るよ」
「じゃあ…」
「半分こ♪」
「……ケチだな」
まぁ、いいや。
チョコモナカは半分割ればいいし。
大野が支払いをしている隙に、さっとアイスを奪い
じっと後ろで待つ。
店員は何故かニコニコ微笑んでいた。
何だろうかと睨んでいると…
店員はハッとした表情に変え、すいません。と苦笑いを見せた。
「優しい彼氏さんだなと思って。仲良く半分こですか？」
智「はい！可愛い自慢の彼女です♪」
「へぇ良いですねぇ、ラブラブで」
智「はい！少し乱暴な所あるんですけど…そういうとこ含めて愛してます♪」
「あ、ははは♪」
彼氏…？乱暴…？可愛い…ラブラブ…自慢…愛してる…？
今の店員の表情、そして言葉。
大野の素早い返事。
全てにおいて何が何だか分からずに、私は首をただ傾げるだけだった。
我に返り、やっと今の状況を全て呑み込めた時には
もう時遅し。
「いやっ！違いまっ」
智「じゃあ、行こっか♪A♪」
店員「ありがとうございましたぁ〜」
「違いますからぁぁ！！！！」
大野に引っ張られながら、コンビニの外に出る。
あぁーもうあのコンビニ行けない…。
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*Haru*(プロフ) - 水無月さん» それは私も書きながら思いました(笑)コメントありがとうございます！ (2014年12月31日 1時) (
レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - 大野うぜぇw婚約者うぜぇw櫻井かっけーw二宮こえぇw相葉かわえぇw松本大人w (2014年11月13日 19時) (レス) id: 242bf6b524 (このIDを非表示/違反報告)
ayayan(プロフ) - 偽りのキスの番外編更新してほしいです！ (2014年9月25日 0時) (レス) id: 7d9ed361b6 (このIDを非表示/違反報告)
*Haru*(プロフ) - 智南さん» わざわざありがとうございます！本当ですか！？嬉しいです！ありがとうございますっ(*'ω'*)頑張ります！ (2014年9月4日 19時) (レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
*Haru*(プロフ) - 翔ちゃんらぁぶ?Rinさん» わざわざありがとうございます！はい！頑張りますっ笑。応援に応えられるように頑張ります(-ω-)/ (2014年9月4日 19時) (レス) id: 638db384e8 (このIDを非表示/違反報告)
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