１０１、僕side ページ12
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授業は意外とあっという間に終わり、もう放課後だ。
Aを待っていると、燐人が耳元で囁いた。
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燐人「俺、Aが幸せならって言ったけど…
またお間がAを泣かせた時には、無理矢理奪うからな」
奏人「わかってるっつーの。
もう、絶対に悲しませない」
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そう言うと、燐人は満足そうな顔をして帰っていった。
なんだかんだ言って、良いヤツだよな。
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A「じゃあね、美波」
美波「うん、ばいばーい！」
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此方に駆け寄ってくるA。
必死に早く来ようとしているAが、すごく可愛い。
あ、転んだ。
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A「いったぁ…」
奏人「大丈夫？A」
A「平気だよ」
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そう言って微笑む君。
もう、仕方がないなぁ…。
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A「ひゃぁっ?!
奏人、大丈夫だから！降ろして！」
奏人「やだ」
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お姫様抱っこ。
Aにこんなことをする日なんてあったんだな。
つか、降ろしてって言ってるわりには抵抗してないし。
本当、可愛い。
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奏人「学校を出るまで、な？」
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怪しげな笑みを浮かべて、俺はそう言った。
学校を出たら、君に渡すものがあるから。
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momo - 最後ヤバイほど泣きました。 (2018年7月27日 21時) (
レス) id: d8ef60a422 (このIDを非表示/違反報告)
Harry - 毎話 ドキドよんでました読んでました。ぜひ卒業後のエピソードも作って欲しいです！ (2016年1月24日 9時) (レス) id: 1798b31fcc (このIDを非表示/違反報告)
えくれあ - 途中からめっちゃ泣いた・・・・ちょー面白い！神作だーーー！ (2016年1月6日 2時) (レス) id: beca8f253e (このIDを非表示/違反報告)
プルンプルン - おもろかった〜！(一言でごめんなさい・・・) (2015年5月27日 0時) (レス) id: 67cc3aa9ed (このIDを非表示/違反報告)
ネイ - 途中で泣いてしまいました。でもおもしろかったです！ (2015年3月25日 22時) (レス) id: 819368fdfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｒａｉｔｏ | 作成日時：2013年3月20日 19時
