病み25% ページ26
ありさ視点
クレープを食べ終わってぶらぶら街を歩いていると
りく「他に行きたいところあるか?」
ありさ「私はりく君が行きたいところでいいよ」
だってりく君はいつも私に合わせてくれるから
りく「そうだなぁ。じゃあ俺の行きたいところに付き合ってくれるか?」
ありさ「もちろん」
りく「この時間なら丁度いいかも」
どこに行く気なんだろう
私がりく君に連れられて歩くこと20分
ありさ「ねぇどこ行くの?」
りく「もう着く」
それからしばらく歩くと大きな浜辺が見えた
浜辺の先にある海はオレンジ色の夕陽に照らされていてすごく綺麗だ
ありさ「うわぁすごく綺麗」
りく「喜んでくれて良かったよ」
ありさ「まさかこれを見せるために?」
りく「ま、まぁな。お前と一緒にこの景色を見たいと思ってたんだよ」
ありさ「りく君......大好き!!」
私はたまらなくなってりく君に抱きついた
りく「俺もだよ」
私達は無言でしばらく夕陽を眺めていた
しばらく沈黙が続いて最初に口を開いたのはりく君だった
りく「今度、お前の家に行っていいか?」
ありさ「それはいいけどお兄ちゃんが居るよ?」
お兄ちゃんとりく君が仲良くなれるとは思えなかった
りく「そんなの関係ないだろ?」
ありさ「そっか。じゃあおいで」
りく「今度の日曜いいか?」
ありさ「いいよ。じゃあ日曜にまた会えるね」
この後、私は呼ばなければ良かったと後悔するのだった
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作者名:雛 | 作成日時:2018年6月29日 20時