病んでる兄に愛されて (ページ25)

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ありさ視点

よっしゃー！！六時間の授業が終わって今はようやく放課後

デート♪デート♪

ありさ「りく君、行こう！」

りく「そうだな。まずどこに行く？」

ありさ「うん。ちょっと洋服見たいな」

りく「じゃあ行くか」

私達は昇降口を出て、人が居なくなると前みたいに恋人繋ぎをした

りく君の手は大きくてゴツゴツしてる

すごく安心する

やっぱり男の子なんだな～

りく「なぁお前の兄貴の事なんだけどさぁまた何かされたらちゃんと言えよ」

いきなりそんな事を言われて私は驚いた

ありさ「あ、ありがとう///」

りく君と歩いていると服屋にあっという間に着いた

服屋に入るとりく君はすぐさま服を選びはじめた

りく「おっありさこんなのはどうだ？」

そういってりく君が見せたものはあまりにもダサすぎた

表にも裏にもデカデカと唇がプリントされているTシャツだった

ありさ「却下｡ダサい」

りく「なんだよ～せっかく選んでやってるのにひどいよな」

りく君は唇を尖らせて渋々他の服を選びにいった

ありさ「あっこれ良いかも」

りく「ちょっとシンプルすぎねーか？お前にはこっちの方が似合ってる」

そういってりく君が薦めてきたのはまたもダサいやつ

ありさ「もう！何でそんなのしか選ばないかな～」

りく「そうか？似合うと思ったのに」

ありさ「似合わない！」

それからもりく君は変な服ばかり選んできてりく君が選んだ服は全部却下した

服屋を出ると

りく「俺、あそこのクレープ食いたい」

ありさ「いいよ」

そういえばりく君甘いもの好きだったな

りく「じゃあ俺買ってくるから、ありさはあそこで座って待ってろよ」

ありさ「ありがとう」

私は近くにあったベンチに腰かける

はぁやっぱりりく君とのデート楽しいなぁ

お兄ちゃんが反省してくれて良かった