雪が降る頃_____2［tatsuya.F］ (ページ40)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:172,153 hit

90 ページ40

.

名前「本当にそろそろ怒られるよ？(笑)」

深「え？何が？(笑)」

だからさぁって言ってくる彼女は
もう怒るを通り越して呆れてるみたいで...(笑)

深「分かってる！分かってるの！

でも、大丈夫だから。この間言ったでしょ？」

自分でも恥ずかしくなる様なこと

俺、名前に言ったんだからね？(笑)

そろそろ俺の気持ちも汲んでくれよ...(笑)

名前「私、ふっか担に殺されそう...」

深「え、この間のコンサートで

殺されかけたじゃん。(笑)」

名前「いや、あなたが言わないで？(笑)

笑い事じゃないからね？(笑)」

あの時の事件を笑って話せる様になった俺ら

確かに笑い事じゃない。

それでも彼女には笑ってて欲しい

"俺が彼女の辛い過去を笑いに変えよう"

そう考える様になった

二人で笑っていたいから。

俺の言うことに何でも笑って聞いてくれる名前だから

自然と俺も素でいられるんだなって改めて思う。

深「もう、あんな思いさせないから

俺がこれからいっぱい笑わせてあげる。」

俺はそうやってまたクサイセリフを口にして、

また彼女に笑われるんだ____________

名前「ありがとう(笑)でも...

昔から笑わせて貰ってるよっ」

なんて、優しい声で言う。

彼女の声や言葉でドキドキしちゃって
余裕なんか無くなるんだよ。

深「今年の滝沢歌舞伎来るよね？」

名前「行く！！でも、少し不安で。」

話しを聞いてみれば、

病院と施設しか行動してない名前からしたら

他の場所に行くということに不安があるみたい。

名前「いずれは出なきゃ行けないのに。

こんなに弱気になっちゃダメだよね(笑)」

深「んじゃさ、予行練習しよ！」

名前「予行...練習？」

深「そ、予行練習！俺とデートしてください！」

.

.