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「あーいいね、ひさびさに」
「また連絡してあげてくださいっ」
「りょーかい。はい、ストレッチ終わり！」
「ありがとうごさいましたっ」
そう言ってぺこっと頭を下げると
ひろが私の頭にポンって手を乗せ
お疲れ様って言ってトレーニングが終了した
着替えを済ませて
ジムの入り口で玉ちゃんを待つ
気づいたら外は雨が降ってて
折り畳み傘持ってきててよかったぁーなんて思ってると
「Aさーん、お待たせしましたっ」
少し髪の毛が濡れて
首からタオル下げてる玉ちゃん登場
「玉ちゃんおつかれ！じゃあ駅まで歩こっか」
「はい！…って外雨降ってるんですか？？」
「うん、さっき降り出したみたい」
「っえーまじかぁ、俺傘持ってない…」
「一応私折り畳み傘ならあるけど、…一緒に入る？」
「いやっだってAさん濡れちゃうじゃん。
いいですよ、僕途中でコンビニ寄って傘買います」
「じゃあコンビニまでは一緒に入ろう」
「いやっ俺ダッシュでいけます！」
「でもだんだんひどくなってきてるし…風邪ひいちゃうよ？」
「…んー、じゃあお言葉に甘えます」
あまりにも私が譲らないから
最後には玉ちゃんが折れた
すすすっと遠慮がちに私の傘に玉ちゃんが入ってきた
初めは私が持ち手を持ってたんだけど、
私の身長的に玉ちゃんが歩きづらそうだったから
途中で持つ人が交代した
1人でも入るのがやっとな折り畳み傘だから
2人で入ると自然と縮まる距離
横から玉ちゃんの石けんの香りが
ふわっと鼻を掠める
ひろとはまた違う匂いに
少しドキドキしていると
ふと玉ちゃんの肩が濡れてるのが気づいた
よく見ると私の方に傘を傾けてくれてて
そのさりげない優しさに胸がきゅーってなった
玉ちゃんばっかり濡れてるのは申し訳ないから
なんとなく持ち手を玉ちゃんの方に押して見ると
「…？」
突然の私の行動に目を丸くしてる玉ちゃん
「玉ちゃん、肩すっごく濡れてるよ。私は濡れても大丈夫だからもうちょっと自分の方に傘傾けなよ」
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むぅ(プロフ) - mayaさん» コメントありがとうごさいます！最近忙しくて更新出来てなくてすみません（ ; ; ）更新頑張ります！ (2018年7月27日 15時) (
レス) id: 54dc6039c3 (このIDを非表示/違反報告)
maya - 続きが楽しみです(o^^o)頑張ってください！ (2018年7月27日 13時) (レス) id: 6aa48832bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぅ | 作成日時：2018年7月8日 22時
