Sweet Lesson2

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「もしもし」




「お、でた。何してた？」





「お風呂入ってたよー、今ちょうど髪の毛乾かしたとこ。ひろは？」





「俺は1人で寂しくビール飲んでたわ笑」





「1人で！？誘ってくれればご飯行ったのに」





「んーなんか藤ヶ谷と買い物って言ったし邪魔しちゃわりぃかなぁって」





「た、藤ヶ谷さんとは夕方に別れたよー」





「そっか、藤ヶ谷との買い物どうだった？」





「楽しかったよー！たくさん色んなことお話しできたし…」





「よかったじゃん、藤ヶ谷になんか言われた？」





「え？特には…」




はっ




『Aちゃんってさ北山のこと好きなの？』





もしかしてひろ、気づいてる…？




「なんも言われてないよ！」




「なんだよ今の間は」




「いやなんか記憶をたどってましたっ！」




「なんだそれ笑 まぁいいや。あ、俺さ来週ずっとジムにいないんだよね。なんか研修みたいなんあってさ県外行くらしい」




「えっそうなんですか！」




「うん、なんか今日急にメールで言われた」





「じゃあひろじゃない人に担当してもらわないとですね…」





「…寂しい？」






「…ちょっとだけ…」






「ふはは笑 …俺も」





「…え、」





今ひろ、俺もって言ったよね


え、私の空耳？…






「…おーい」




「っはい！」




「ちゃんとお土産買ってくっから、楽しみにしといて」




「期待しときます！研修頑張ってください！」




「ん、じゃあおやすみ」





「おやすみなさい！」




私が寂しいって言った時


ひろが俺もって言った気がしたけど


きっと自意識過剰だと自分に言い聞かせて


その日は眠りについた



ーーーーーーーー


次の日



なんだか休日がすごく充実してたから

心がふわふわしてる私





ほっぺをぺちんと叩いて気合を入れて

パソコンと向き合った






時計を見るともうすぐお昼休憩の時間


あんまり仕事はかどらないなぁなんて思ってると





「佐藤さん！ちょっといいかな？」




課長から呼び出しがかかった




「はい！大丈夫です！」





「前言ってた研修生の件だがちょっと時期がはやまって今週の水曜日から来ることになってね。急だがよろしくね」




「はい！」



と、元気よく返事したけど




水曜って…明後日！？



ちょっと心の準備が…




お昼にまゆに話きいてもらおう

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