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夢主side
「ちなみにさこの猫の名前は決めたの?」
「A!!この猫可愛いからこの名前に決めたんです!可愛いでしょ?」
「センスあるね〜るぅとくん」
「ありがとう、ころちゃん!」
るぅとくんはめちゃくちゃ喜んでそのあところんくんがこちらをとても優しい目で見てきた。
えっ?なんですか私に何か用でもあるんですか⁈
「みゃー?」
「ねえ、るぅとくん!この子めっちゃ可愛いじゃん!抱っこしてもいい?」
「Aが怖がらなかったらどうぞ?」
るぅとくんは少し名残惜しそうに私の体を優しく抱き上げころんくんにわたした…
「うわっ!めっちゃ毛並み綺麗…」
ゴロゴロゴロ…
「あ、喉ゴロゴロいってる〜!よしよし〜可愛いな〜A〜!!」
「あー!ころちゃんばっかりずるい〜!僕も撫でたい〜!!」
「いや、さっきまでずっと撫でてたでしょ!いいじゃん!」
「ぐぬぬ…」
「待ってそれ僕のセリフ…!」
不覚にも喉を鳴らしてしまうと二人でどちらが撫でるか戦争が始まり、そのあとるぅとくんの生ぐぬぬ頂きました…。
あ、ころんくんの手?るぅとくんの男らしくてイケメンな手とは逆にすべすべで柔らかくて美しい手でした…幸せ…
______
「じゃあ、これとこれとこれね?わかった?」
「わかりました!ころちゃん!あそこのお店行けば買えますよね。朝ごはんとかはそこらへんの勝手に使っていいんで食べててください!」
「いや、いいよ待ってるから。あれ?あそこの店ってこの時間やってるっけ?」
「たぶんやってる!じゃあAのこと頼みましたよ。いってきまーす」
「はい、いってらっしゃーい」
るぅとくんは颯爽といなくなりあとにはるぅとくんの家に取り残される私ところんくんだけとなってしまった。
というか思ったけどころんくんって動物にとても優しい。いや、動物に怖くなるような人だとは思ってなかったけどそれにしても優しすぎる。
さっき可愛いな〜って言われた時の声…この世の優しさを全部詰め込んだんじゃないかと思うほどに優しい声で思わず叫んじゃったよね…
するところんくんは私を抱き上げたままソファーにごろんっと横になった。そして私の脇腹?をもち、赤ちゃんに高い高いするような、そんな持ち方で抱き上げた。
「Aはいいね〜るぅとくんってすごい優しいんだよ?優しい人に拾ってもらえてよかったね」
「みゃー」
目を細めてふっと笑ったころんくんがとても美しかった。
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すずねこ - あんなこといいなできたらいいな(転生) (2022年3月29日 14時) (レス) @page30 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - この作品何度見てもキュン死も面白いよぉ やっぱるぅちゃん最高だよなぁ (2021年9月11日 13時) (レス) id: 7557f38ef9 (このIDを非表示/違反報告)
りむ - あ、なんで戻ってきたじゃない。作品面白かったです!僕も佳菜さんみたいに死んでもいい…もう悔いはないです…。はいw (2020年10月31日 20時) (レス) id: 0e29be4cf7 (このIDを非表示/違反報告)
りむ - えへへへ←なんで戻ってきた (2020年10月31日 20時) (レス) id: 0e29be4cf7 (このIDを非表示/違反報告)
柳茶(プロフ) - 佳菜さん» そんな、、恐れ多いです…ありがとうございます!!! (2020年9月2日 12時) (レス) id: 88042d57cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柳茶 | 作成日時:2020年3月30日 20時