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夢主side
あれから機嫌が良くなったご主人とご主人の私への愛の重さを理解したメンバー達。
今はみんな仲良くトランプ中。
この勝負が終わったら皆さん帰るそう。
私？ご主人のお膝の上です。
時々他の方がちらちらとこちらを見てくるのはご愛嬌。
「よっしゃあー！！勝った！」
「また莉犬の勝ちですね」
先程は拗ねていたもののトランプで連勝記録を伸ばしていくうちに機嫌は治ったようだ。
最後はジェルくん、さとみくんの一騎打ちだった。
緊迫した空気の中自分が引くべきカードを見定める。
「右が左かっ！左が右かっ！」
なーくんが身を乗り出し実況を始める。それを若干緊迫した表情で見つめる莉犬くん。そんな一方ころんくんはもうトランプに飽きてきたのかご主人の膝の上にのっている私にちょっかいをかけてくる。
「もう！ころちゃんやめてくださいっ！」
そう困り顔でこそこそと小声で呟くご主人のことを知らんぷりでころんくんは背中をつんつんしてみたり、肉球をぷにぷにしてみたり。
に“ゃっなんて可愛げもない声を出してしまいそうになる。いや、撫で撫でされる分には問題ないけれどつんつんされると困る。わかって？
「Aちゃん可愛いねえ〜あっ、僕の家来る？？僕、Aちゃんと一緒に寝たいなー！」
「は？何言ってるんですか？Aは僕のですけど」
「ええ〜」
とってもいいことを思いついた！みたいなキラキラした目でこちらを見つめそう呟く。軽口のつもりなのか本気なのか。真相は分からないものの私の心臓に悪いことは確かだ。
まあ、案の定ご主人がそんなこと許さなかったが。
それにそう簡単に可愛いって言われるとそれだけで一気に寿命が縮む気がしてならない。
なんてご主人ところんくんとかまけているといつのまにか勝敗が決まっていたらしい。
負けたのは負のオーラを纏っているジェルくんだろう。
一方「俺が勝者だ！」とでも言いたげな雰囲気なのはさとみくん。とてもにこにこしている。
「さとみくん？勝ったって言ってもそれ最下位じゃなかっただけで結局五位だからね？」
なんて腹を抱えて大笑いするなーくん。
「「言われてみればそうじゃん！」」
なんで今更なことを気づいた面々は大笑い。さっきまで負のオーラを纏ってジェルくんでさえもう笑っている。
どんな場もすぐに笑いに変えてしまう彼らはすごいななんて。
この場に居れることはなんて幸せなことなんだろうなんて。
そう、思ってもいい気がした。
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すずねこ - あんなこといいなできたらいいな(転生) (2022年3月29日 14時) (
レス) @page30 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - この作品何度見てもキュン死も面白いよぉ やっぱるぅちゃん最高だよなぁ (2021年9月11日 13時) (レス) id: 7557f38ef9 (このIDを非表示/違反報告)
りむ - あ、なんで戻ってきたじゃない。作品面白かったです！僕も佳菜さんみたいに死んでもいい…もう悔いはないです…。はいｗ (2020年10月31日 20時) (レス) id: 0e29be4cf7 (このIDを非表示/違反報告)
りむ - えへへへ←なんで戻ってきた (2020年10月31日 20時) (レス) id: 0e29be4cf7 (このIDを非表示/違反報告)
柳茶(プロフ) - 佳菜さん» そんな、、恐れ多いです…ありがとうございます！！！ (2020年9月2日 12時) (レス) id: 88042d57cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳茶 | 作成日時：2020年3月30日 20時
