ヴィル様の妹は可愛がられたい【ツイステ】 (ページ9)

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シスコン8 ページ9

『くしゅっ』

…

…

『ｽﾞｽﾞｯ…クシュッ！』

ヴィ「…」

(ムズムズしてるのかしら…それとも風邪？)

『うぅ…くしゅんっっ！……ふぇ』

ヴィ「…Aこっちに来なさい」

『……にいさまぁ…』

ヴィ「やっぱり動かなくていいわ、アタシが行く」

(ふにゃふにゃ…顔真っ赤じゃない…)

～…～

ヴィ「体温計、自分で出来るわよね？」

『うん…』

ヴィ「やだ、38.7℃…！？高熱じゃない…」

『うぅん……』

ヴィ「ぐったりしてるわね…ベットに行くわよ」

『やぁあ！』

ヴィ「抱っこするだけよ、じっとしてなさい」

『やっ！』

ヴィ「どうしたのよ、そんなにアタシに抱っこされるのいや？」

(嫌われちゃったのかしら…)

『いや！』

ヴィ「(ｸﾞｻｯ)」

(…………)

『にいさま近い！いや！』

ヴィ「……はぁ、悪い子ね……眠りなさい」

(流石にメンタルやられるわね……魔法で眠らせてしまいましょう)

『ぅ……』

ヴィ「眠った…わね」

ル「おや？…天使の君は風邪をひいてしまったのかい？」

ヴィ「見ての通りよ…」

ル「？…そんな暗い顔をしてどうしたんだい」

ヴィ「実は…」

～…～

『ん…』

ル「おはよう！天使の君！！」

『ルーク…？』

ル「そうだよ、調子はどうかな？」

『…げんき』

ル「それはよかった！」

(まだ顔が赤いね、元気…と言うにはまだまだだ)

『あ、……に、にいさまは！』

ル「彼なら泣いているよ」(嘘)

『にいさま…わたし…にいさまにひどいこと言っちゃったの』

ル「なんて言ったんだい？」

『に、にいさまに風邪がうつっちゃうとおもって…近い、いやって言っちゃったの』

ヴィ(アタシの為！？)←部屋の外から聞いてた

ル「君は優しい子だね！元気になったら一緒に謝りに行こう！」

『ルークも来てくれるの？』

ル「もちろん！」

『ありがとう…！』

～ポムフィオーレ談話室～

ル「いたよ」

『に、にいさま！』

ヴィ「…なに？」

(顔色に異常はなし…元気な声…よかった)

『あ、あのね！ひどいこと言っちゃってごめんなさい！』

ヴィ「ルークから聞いたわ、アタシの為だったんでしょ？…気にすることないわ」

『にいさま…』

(あたま…ひさしぶりになでなでされた…)

ル(素晴らしい光景だ…実に美しい)

～この光景を見てたﾓﾌﾞ数人は一日中ほんわかしてたとさ～