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39日目 ページ7

...気付いたらまた朝が来ていた。

声を出しているつもりなのに
誰も反応しない。


うわぁーん!みんな酷い!
今日はエイプリルフールじゃないよ!?←
誰か絶対私が何かしたって嘘ついたでしょ!?


あ、無意識に 過去 に来たんだ。

きっとそうだ。今日は何時?

カレンダーに目を向けると...






数年前。私が乱歩御兄ちゃんと
暮らしていた時期だ!





家のあった場所へいってみよう!

今はマンションが建っている広大な土地に
豪邸とも言えそうな家が建っていた。



嗚呼、凄く懐かしい。
此処こそが私の育った嘘の宝庫。



『ただいまー、』

どうせ誰にも聞こえないけどネ!


お父さんとお母さんがお話してる
両親とも警察って御兄ちゃんに嘘ついてる


私、知ってたよ?

お母さんとお父さん、お互い自分の職業を
知らないって。



だって、2人は仕事では敵だもんね?


たまに警察の仕事を手伝いに行く変人父のせいで御兄ちゃんは職を疑ってもない。


御兄ちゃんは異能を持っていないからね!
両親は御兄ちゃんをとても大切にしてる。

私は...


私の居場所に、
優しい優しい家族がいる今に帰りたい



「A、帰っておいで」

だざぃお兄ちゃん...?


「辛ェだろ、帰ってこいよ」

おにい、さま...


「A、忘れてたわけじゃないんだ。
話くらいちゃんと聞いてよね」



御兄ちゃんッ...!!


帰りたい、会いたいッ...!!









『此処...は』


太宰)「お帰り、A」

中也)「大丈夫かァ?汗かいてるぜ」

乱歩)「もぅ...心配したんだからね!」



『お兄ちゃん達...どうして、ここに』



中也)「俺が部屋に入ったらよォ、
手前が倒れてたんだ。だから念のため
太宰の野郎に連絡してな」

太宰)「心配したんだよ!?
魘されてる見たいだし、でも熱はないし」




中也)「なぁ、手前に何があったんだ?」


乱歩)「心配かけたんだから
それくらいいいよね...?」

ちょ、それは狡いよ君たち!


私どうもしてないし!
正常だよ!?
正しく常に動いてますよ!?


『やっだなぁ、ただ悪い夢見ただけだよー』


中也)「手前...本当に其れだけか?」

『もちのろんろん』


中也)「ならいいけどよォ...」

太宰)「とっても心配かけたんだから...」

乱歩)「少しくらいは」

「「「恩返し、してくれない?」」」

『ちょ、お兄様口調どうしたの...っ?』


中也)「おい、そこかよ。」


『遂に心が可笑しくなったのかと』


中也)「巫山戯んな」

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作者名:ゆーき | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年12月25日 21時

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