65日目 ページ38
『パーティに、来てくれないかな。』
織田作)「パーティ？」
そう、パーティ。
私の出世を祝うパーティ。
みんなが出席するパーティ。
ポートマフィアのパーティ。
『そう。来てくれないかなぁ？』
みんなに来て欲しいんだ。
織田作)「裏社会には関わらない
つもりだぞ？」
『それでもいい、来て欲しいの。』
今日くらい我儘いってもいいかなーって。
安吾くんにも頼んだの。
"来てください"って。
安吾くんからパーティの情報を聞いた時にね。
私が助けたその命、体で来て欲しいんだぁ。
『私がしてきたことを少しでも正当化したくてｯ今更だけどね…。』
私が生み出した血も涙もないリストは
一生そのままだし、してきたことも変わらない
私は闇そのもの。
今更、陽の当たる所には行けない。
だけど、
『此処で覚悟を決めないとなぁ、って。』
織田作のように、
太宰さんのように、
鏡花ちゃんのように、
闇でありながら、光で迷い犬のように
生きていく…そんな人生を望みながら。
森さんのようにマフィアを少し変える覚悟を。
巨大組織を束ねる覚悟を。
『その覚悟を、織田作にも見て欲しくて』
6歳の頃(正式には7歳)から、
ずっと見てくれてたからね。
織田作)「嗚呼、参加するだけならいいぞ」
『ありがとう』
少しだけ、齢に忠実に。
素直に生きたいんです。
神様、それくらい許してよ。
『じゃあマフィアに戻るね。』
私は闇そのもの。
光の中で生きたくても、
生きていけないんだ_____________
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中也)「お、誰だ？
12歳の少女には危ない場所だぜ？」
ノリノリで、笑顔で、迎えてくれる中也くん。
『私はA。名字はありません。
首領との約束を果たしに参りました。』
中也)「合格だ。着いてこいよ、
首領が待ってるぜ？
その前に、だ。
俺の名字を貰う気はないか？」
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作者名：ゆーき | 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月25日 21時
