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64日目 ページ37

安吾side



安吾)「_________これで良かったですか?









Aさん。」


座って足をバタバタさせてるAさんは
感情を読めない笑顔で頷いた。


『もっちろーん。助かったよ。

太宰さんと名探偵さんを欺くのは
大変だもんねぇ〜』


その2人を欺いた私の身にもなってください。

安吾)「一応、念のために聞いておきます。

貴方の家族は誰ですか?」

『んー?私に家族なんていないよ?』

安吾)「義理の家族もですか?」

『いないよー?あ、姉さんは優しいなぁ。
首領も、お父さんみたい。』


手術は成功、ですか。
無事家族を忘れられたみたいですね。


安吾)「それはそれは。
失礼なことを聞いてすみませんね。」

『その点は大丈夫ー!
それでさ、いつまで欺けれる?』


異能特務課が何時まで居場所を偽装できるか
ということですよね。


安吾)「あと3日程でしょうか…」

自称世界一の名探偵さんと、
元ポートマフィアの太宰くんと、

他にも欺くのが大変な人が多いですからねぇ。


『りょーかい!』


それにしても、彼女は不思議な人ですね。

異能で姿を偽っている時は、
飄々としてて余裕を持ってて、何事も
笑顔で済ましているイメージがありますが。


本来の姿のAさんは、
虚勢を貼っておどおどとしているようですね。

『じゃー織田作のところいってくる!
安吾くんありがとねー』


自由人なところは変わりませんが。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『織田作ーーー!
筆進んでるかーい?』

織田作)「筆か?
最近筆は持ってないからなぁ」

えーと。そう意味じゃないんだよなぁ。

『小説、いい感じのやつかけてる?』

織田作)「かけてるぞ。
そこの椅子に座っていいぞ。」

どーも。
足痛かったんだよねぇ、運動不足。

最近は毎日お散歩+筋トレ、そして
海でサメに会うまで泳いでたからなぁ。


よし、座ろ。ガシャガシャ


織田作)「Aは刃物を持ち歩いているのか?凄い落としたぞ?」


『いやぁー偉い人はいつ狙われるか
分からないからね。

念のため、刀3本とカッターナイフと、
拳銃5丁と包丁をコートに入れてるくらい。
軽装備だけどねぇ…』


マフィアの自室には199本刀が
あるんだけどねぇ…厳選したのだ!

あ、今は家出したあとだったから
ダンボールに入ってるわ。

織田作)「そうか。それで、
どうして此処に来たんだ?」

スルーするのか…。

えっとね_____________

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作者名:ゆーき | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年12月25日 21時

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