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56日目 ページ27

『お腹空いたよぉードスくん。』


隣には魔人ことドストエフスキーが居る。

ドス)「そこにAの好きなメーカーの
食品を箱買いしていますよ」


『え、ドスくん神!さっすがー♪』

流石だよね!やっぱりドス君好き!


ドス)「しかしですね、A。
少し想定外のことが起きてますよ」


『んー?そーなのー?』

そーていがい?

ドス)「Aを返さないってこと
もうバレ始めてるみたいです」

『あらまぁ』

私が好きで此処に居ることが分かったって?

『それくらい想定内でしょー?』


もーいちいち大袈裟なんだからぁ

ドス)「想定内でしたか。
太宰治と中原中也と江戸川乱歩。
既に例のウイルスの異能者を探してますよ」

『行動が早いねぇ』

いつも仕事ちゃんとしてたらいいのにー


『探偵社の監視カメラは?』

ドス)「まだバレていませんよ」

『首領室のカメラも?』

ドス)「バレていませんねぇ」

え、防犯大丈夫…?

あたし遊び半分で仕掛けたんだけど(´•ω•`)


『あらまぁ。思ってたのと違う』

これこそ想定外だよ想定外!

ドス)「この場所がバレる可能性は?」

『…………0%だね』

まぁ、四捨五入したらだけど(˙-˙)
あ、これは内緒だよっ☆


ドス)「正直貴方がこの提案に
乗ってくれるとは思っていませんでしたよ」


えーこんなに親切で優しい女の子なのに??

『しっつれーな。こーんなに優しいのに!』

ドス)「何処がですか…
いつも残虐な殺し方をしているのに」



『そりゃあポートマフィアの幹部様ですから』

あのポートマフィアのだよ!?
待って、私とっても凄いんじゃない!?←

どうしよう凄いこと気づいちゃった!←


ドス)「貴方のお兄さんを傷つけるような
作戦ですよ、これは。」


『いいよ別に、私は家族愛なんて知らないし。




最も、あれは遊びでしょう?
自分の身が1番美味しいんですよ、人間は。』


太宰お兄さんだってそう。
結局死ぬのはみんな怖いんだよ?


ドス)「12歳の割に割り切ってますね。

その歳で人間の闇を知ってるなんて」






『あれー?知ってたでしょ?数年前から、









だってドスくんの私の仲だよ?
幼い頃からの仲じゃん!』

ドス)「そうですねぇ…
愛してますよ、A。」


『ありがたくうけとっとくね』




お兄ちゃんたちが見つけてくれる。
ほんの僅かな可能性を信じてるなんてことは

誰にも、言わないでおくね。

勿論、自分自身にも。

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作者名:ゆーき | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年12月25日 21時

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