55日目 ページ26
中也side
中也)「おいお前が何故此処にいる、太宰」
此処はポートマフィア本部だぞ？
太宰)「あっれぇ〜？さっき乱歩さんが
言ってたこと忘れたの？
一緒に行動しろって言ってたよね」
糞ッ、覚えてやがったのか
中也)「忘れてねェよ」
太宰)「ふーん。さっきから私が此処に
居るのに誰も驚かないんだけどなんでか分かる？」
中也)「既に連絡してあるからな」
太宰)「ちぇっ、仕事早い。
ところで、ロリコン見に行かなくていいの？」
中也)「首領か？そのために来たんじゃねェ」
何かあった時直ぐに応戦出来るように、だ。
太宰)「あっそ。じゃあさ、
Aの部屋行こうよ」
中也)「嗚呼」
ーーー
太宰side
太宰)「凄く片付いてるね」
攫われたのではなく、出ていったが
正しいようだね。
中也は気づいてた…っぽいね。
太宰)「分かってたんでしょ？
Aが自分から出て行ったこと」
中也)「この部屋を見たら流石にな」
太宰)「先程うちの社員達が
A戦争！？だなんて叫んでたよね」
中也)「嗚呼、叫んでたな」
あれはこの部屋を見てないから言えることだ。
太宰)「多分これはA戦争なんか
ではないね。いい加減、認めようよ中也。」
中也)「(°��°`)ｹｯ」
え、そんな顔出来たんだ…！←
まぁどうでもいいか。
太宰)「乱歩さんが言ってたよね、
Aはドストエフスキーの処に居るって
拠点は分からないけどね」
中也)「恐らく彼奴は自分の意思で
奴の処に行った、ってことだろ？」
太宰)「そう。ここに来た時ね、
魔人から手紙が来た言ってたよ。」
あの異能は乱歩さんが直ぐに言い当てたように
共食いの異能。
つまり探偵社とマフィアを争わせるための異能である。
あの時、探偵社員達は勝った方が
Aを貰える！って考えたのだろう。
Aは連れ去られたと思っていたのだから
中也もその可能性を信じたかったのだ。
彼女から自分の元を離れたなんて
考えたくもないだろうね。
しかし、私がここに来たことにより
甘い願いは打ち破られた。
____Aはドストエフスキーの元へ行った
なんのためかは分からない。
けれど、
中也)「このままだと首領たちが危ない。
恐らく手紙を受け取った探偵社は此処に
戦いに来る。だから、
まずは探偵社だ。少しの間なら
俺がいなくてもマフィアは大丈夫だ」
まずは社長たちをどうにかするべきだね。
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作者名：ゆーき | 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月25日 21時
