双黒さんに拾われた少女さんは...【文豪ストレイドッグス】

44日目 ページ13

ＮＯside


ふと、上を見上げると

真っ黒な煙が空を泳いでいた。


ポートマフィア、森鴎外
武装探偵社、福沢諭吉
組合、フィッツジェラルド


3人とも全く同じ台詞を口にしたのだった。

｢｢｢灰色の使い手がやって来た｣｣｣


以前とは違い、帽子も浮いているのには
気が付かずに_______________________

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『乱歩御兄ちゃんー』

乱歩)｢どうしたの？暇？僕も暇！｣

『今すぐパソコン』



乱歩)｢_______社長、襲撃だ。｣

社長)｢人数は？｣

乱歩)｢1人だね｣

『わぁ！お兄様だー！
ふふ、御兄ちゃん。私、いってきていーい？』

乱歩)｢心配だから与謝野さん太宰ーって
あれ？太宰いないし、まぁいいや。｣

与謝野)｢じゃあ、行こうかA。｣

『うん！与謝野さん強いの？』

与謝野)｢そうだねェ、妾は少し死ににくい｣

(*ﾟ0ﾟ*)ｽｯｺﾞｯｲ！尊敬する！
そっか！よし、行こう！


乱歩)｢あ、A｣

『どーしたの？』

乱歩)｢このポートマフィアの人のこと、
素敵帽子くんって呼びなよ｣

素敵帽子くん？じゃあ私は素敵帽子ちゃん？
お揃いだ！よし、素敵帽子くんって呼ぼ。









『やぁ、素敵帽子くん』

中也)｢A...！会いたかったぜ
一寸抱きしめていいか？｣

与謝野)｢｣

え、スルーされた。スルーされたよ!?
あたしもスルーしてやる！

『中原中也。森鴎外に伝えなさい。
"作戦は失敗です"と。』

中也)｢は？｣

『そのまんまの意味。
だって、事務員はもう逃がしてるもの』

中也)｢は？はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?｣

『Qくんも無意味だね』

だって、太宰お兄ちゃんに
事務員さんを織田作の家に避難させたもん！

織田作の家未だにマフィアにバレてないし。

あー、私もマフィアだって？
そこ気にしちゃ負けだよ？(˙-˙)

『あー。あと、もう一つ伝言。
"江戸川Aと灰色の使い手には負ける"
って。伝えといてねー』

中也)｢裏切りやがって｣

『あー負け犬の遠吠えだー。まぁ、
リンタロウって何するかすぐ分かるからねー』

あーんなに分かりやすいんだよ!?
わかりやすすぎて怖いよ!?

『じゃーねー。また今度』

中也)｢まぁいいぜ、Aの居場所が
分かったからなｧ？毎日会いに来るぜ｣

『暇人だね？そんなことしてたらいつか
太宰お兄ちゃんに会うよ？』

中也)｢Aに会えるならそれでいいぜ｣

中原中也に太宰治は効かなかった。
Aのテンションが5下がった。

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