Story fifty. ページ1
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ｴｰｽ「よーA！元気？荷物重そうだけど、オレが持ってあげよっか？」
ドーナツの材料を抱えてハーツラビュル寮に顔を出すと、寮服を着たエースが出迎えてくれた。
『やっほー、エース、その気持ちは嬉しいけど、あなた助ける気ないでしょ！堂々と人の前でカップケーキにかぶりつきやがって！』
ｴｰｽ「いいでしょー、Aの分も談話室にあるから、ケーキとドーナツ作り終わったらさっさと来いよー」
そう言うだけ言って寮の中へ消えていったエース。
『いや案内してくれませんか…？』
ハーツラビュル寮に来たのは初めてだし、寮内の構造なんか全く分からない。
さすがにこんな道のど真ん中に突っ立ってたら邪魔だから、道の脇へ移動し、重たい荷物を地面に下ろし、ほっと一息吐いた。
周りを見渡すと、ハート型の木に、真っ赤な薔薇、ちょくちょく白い薔薇も混ざってるけど。
一言で言えば、可愛い。寮全体が可愛い。
こんな可愛いのに住人が男子しか居ないって何事？皆頭どっかに打った？可愛いに目覚めちゃった？
はぁ…と息を吐くと、誰かに後ろから声をかけられた。
ﾄﾚｲ「お、もう来てたのか、悪いな、出迎えられなくて」
『トレイ先輩、こんにちは！エースが出迎えてくれたので、大丈夫ですよ！』
ありがとうございます、と頭を下げると、トレイ先輩は「はは、律儀だな」と軽く笑った。
ﾄﾚｲ「そうだ、俺が言い忘れていて申し訳ないんだが、ケーキは毎回大食堂の厨房を借りて作るんだ」
『あっ！そうなんですか！じゃあ移動しないと…』
ﾄﾚｲ「荷物…」
『？』
ﾄﾚｲ「持つよ、荷物。女の子に荷物を持たせて、男が手ブラなんて、男としてありえないだろ？」
そう言って私の足元にあった荷物を片手で持ち上げた。
ﾄﾚｲ「さ、早めに行こう。今日はこの後、1年2人と監督生と一緒に勉強するんだろ？」
『えあ、はい。知ってたんですね？』
ﾄﾚｲ「あぁ、昨日エースが珍しく課題の確認をしててな、どうしたんだ、って聞いたら、明日Aと勉強するんだって嬉しそうに言ってな、その後デュースが、僕と監督生も一緒だろう！って同じように課題を確認しながら言ってきたんだ」
『ふは、珍しくって…。エースとデュースはそんなに課題に消極的なんですか？』
ﾄﾚｲ「リドルに言われたらやるって感じだな」
『ダメだそりゃ』
その後も2人の話をしながら歩いていると、あっという間に大食堂に着いてしまった。
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楠(プロフ) - 更新嬉しいです、！受験大変だと思いますが頑張ってください！、応援してます (9月6日 17時) (
レス) @page15 id: b119702f9a (このIDを非表示/違反報告)
岐阜ﾀﾞｧｲﾁｭｷ - うわぁぁぁ！更新待ってます！！ (2023年4月17日 0時) (レス) @page13 id: 7fe6f6ee48 (このIDを非表示/違反報告)
カラス(プロフ) - 無理しない程度にがんばってくださいね(^^)投稿待ってまーす(*^^*) (2022年12月27日 9時) (レス) @page13 id: f369b2a01d (このIDを非表示/違反報告)
Rio - レオ監になってほしい (2022年10月8日 12時) (レス) @page12 id: 181d81e87e (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ 無理しない程度に頑張ってください！ 投稿待ってます！(●︎´▽︎`●︎) (2022年7月17日 15時) (レス) @page12 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yama. | 作成日時：2021年3月3日 17時
