Story thirtyone. ページ32
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ｳﾞｨﾙ「目を瞑りなさい。アタシ特製のアイシャドウを特別に塗ってあげる」
『アイシャドウまで作ってるんですか…？』
ｳﾞｨﾙ「そうよ。この部屋にある化粧品は大体アタシが作ったもの。誰かに使ったりしたのはアンタが初めてだけど…はい、目開けていいわよ」
そう言われ、ゆっくりと目を開けると、ヴィルさんから手鏡を渡された。
『…！』
ｳﾞｨﾙ「なかなかの仕上がりよ。あとは髪ね、三つ編みのハーフアップにすれば大体のドレスは似合うかしら…」
『…すごい…』
ｳﾞｨﾙ「え？」
『こんな綺麗なお化粧、初めてしました…！こんなに赤いリップも、私には似合わないって思ったのに…、ヴィルさん凄いです！』
まるで林檎のように赤いのに、不自然な点が全くない。淡いピンクのチークで血色もよく見えるし…。
てかこの人ほんとに男の人！？
私本気で女子やめるよ？
ｳﾞｨﾙ「そ、そう…？気に入ってくれたなら嬉しいわ。って、何言わせるのよ。これからが本番よ、化粧くらいで満足してるんじゃないわよ」
そう言うと私の腕を引っ張って立ち上がらせ、そのまま腕を引いて歩き出した。
ｳﾞｨﾙ「いい？アンタは今、この時からファッションモデルよ」
え？
『な、何言ってんすか…私はゴリラですよ…？』
頭に？を浮かべながらそう言うと、ものすごく大きなため息を吐かれた。
ｳﾞｨﾙ「…今からアンタにアタシがデザインしたドレスを着てもらうのよ。何のために化粧したと思ってるの」
『ド、レス…？私が…？私なんかより、ヴィルさんが着た方が…』
ｳﾞｨﾙ「馬鹿なの？アタシが着たら肩周りが引きちぎれるわよ。ウエストだって女性用に作ってあるんだから、アタシが入るわけないでしょう？」
『ドレス着て、何をするんですか？』
ｳﾞｨﾙ「アンタがポージングして、写真撮って、ファッション誌の編集社に写真を送るのよ」
『え、私のジャガイモな顔面が世界に晒されてし…』
ｳﾞｨﾙ「見せるのはアンタの顔じゃなくてドレス」
『ウィ』
そう言うと、また違う部屋の前に着き、私の腕を掴んだまま、その部屋にズンズンと入っていくヴィルさん。
『うわ、真っ暗…』
ｳﾞｨﾙ「今電気つけるわよ。光の反射で目を痛めないように気をつけなさいよ」
カチッと電気がつくと、御伽話出てきそうな、人類の全女子が憧れる綺麗なドレスが私を待ち構えていた。
え、これを私が着るの？
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ru-#i - こんなに面白くてどタイプな作品初めて出会いました！！！！これから愛読させて頂きますでゅふでゅふ (12月7日 16時) (
レス) @page21 id: 8a862655c3 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - 紫さん» ちゃんと腹筋蘇生させてくださいね（汗)夢主の性格好きと言っていただいて嬉しいです！！これからも更新頑張ります！！ (2021年3月4日 17時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - ほんともう、なんですか！？この面白い作品は！！読んでたら、腹筋が10回お亡くなりました。これからも面 おもしろ可笑しく更新してください！！あと、夢主の性格好き！！ (2021年2月28日 14時) (レス) id: 35b7070d14 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - ぴのさん» 神作品だなんて言ってくださり、ありがとうございます！嬉しい限りです！！これからも頑張ります！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ神作品見つけてしまった！！！めちゃくちゃ好きです！！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: 4f1da1a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yama. x他1人 | 作成日時：2020年11月15日 14時
