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あの物静かなお嬢様の叫び声と怒鳴り声が家中に響く
A「早くっ何とかしてよ！！気持ち悪い！高杉聞いてんの！？」
どうやら高杉が何かしたようだ
それにしてもあのお嬢様が怒鳴るなんて何をしたんだ
A「何処からそんなモノ拾って来たのよ！何考えてんの！？」
そろそろ助けに行かないとまたお嬢様に引き籠もられても困るな
銀時「オイオイ、随分と騒がしいな」
晩飯の準備をしている途中だが
様子を見てくるか
A「本っ当にそれ以上近付かないで」
敬語も何もかもふっ飛んだ素のお嬢様だと思った
彼女の素を知っている訳ではないのだが
高杉「んだ？怒れねぇんじゃなかったのか？Aお嬢様よぉ」
高杉の手に持っているモノを見ると夏になるとよく売ってるやつだった
A「んなの怒るに決ってるでしょ！！昔から何も進歩してないとは思ってたけどここまでとは思ってなかった！」
やっぱりこの二人には何かがあるらしい
高杉「比較的マトモなの用意してやったんだ、俺の成長を有難く思え」
高杉も心なしかいつもより楽しそうだし
お嬢様も素だし
コイツ等って本当に何なのだろう
A「有難く？何言ってんのよ虫なんかこの家に持ち込んでっ！！私が虫、大っ嫌いなの知ってるクセに！私は高杉のそーゆー所が嫌いなのっ！！」
嫌いと言われた高杉が若干傷付いた顔をする
それに気付いた彼女も一瞬悲しげな顔をした
高杉「カブトムシでこれじゃあ、他の虫を見せたらどうなるんだろうなぁ」
それでも互いにそれに対して何かを話す訳でもなく、いつもの調子を取り戻す
A「絶対に連れてこないで ホントに無理だから」
普段のお嬢様よりこっちの方が人間らしくて、可愛らしい
A「あっ銀さん助けてください 高杉が虫を私に近付けるんです！」
そんな大声が出たんだな、と思える程の声量で俺に訴えてくる
銀時「高杉、あまりいぢめてやるなって また引き込もったらどうすんだ」
高杉からカブトムシと虫カゴを取り上げた
その様子を彼女はじっと見ている
何だか俺もお嬢様を怒らせてみたくなってきた
銀時「お嬢様、大丈夫か？」
カブトムシを手に持ったまま近付くと同じ歩数だけ彼女は後退る
A「何をするんですか...私は助けてと頼んだんですよ」
怒鳴ると思っていたが、案外冷静に言われる
怒るを通り越して青ざめているように見えるな
銀時「この虫どうしたらいいっすかねぇ お嬢様」
A「取り敢えず私に近付けないで」
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ここな - 頑張ってください (2017年8月28日 21時) (
レス) id: 8338ffa4e9 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き！ - 面白いです！更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年4月2日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2016年2月6日 11時) (レス) id: 89c865e766 (このIDを非表示/違反報告)
銀鮭上下大臣◆さっちゃん - 続きが気になる！！応援してます！！ (2015年11月21日 17時) (レス) id: b0565cb4ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昼野 蕣 | 作成日時：2015年9月2日 23時
