【銀魂】引き篭もりお嬢様、取り扱い注意。（ガラスの様に繊細です） (ページ6)

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PCの画面と向き合いひたすらキーボードを打つ

ヘッドホンの大音量で外界をシャットアウト

そのせいで聞こえなかった

外界から迫る恐怖に

神威「あ、最近流行ってるRPGダネ」

ぬっと視界に入って来た神威

驚きのあまり、椅子から落ちる

A「な、なんで居るんですか！？」

問いながらもゲームを続行する

WINと画面一杯に表示されたところでヘッドホンを外す

神威「お嬢様の部屋は暗いし空気も淀んでいるから換気にきたんだヨ」

そう言ってカーテンを勢い良く開けられて窓も全開にされる

A「一応、執事らしい事はしているんですね」

太陽の光を反射して光る埃

汚い

自分でもそれはわかっているけど、掃除をするには部屋の外に出なければならない

それは嫌だ

神威「よし、皆大掃除開始～」

そう言ってゾロゾロと私の部屋に入ってくる執事共

A「ちょっ、何してるんですか！」

私の問いに彼等は作業する手を止めずに答える

「「「「「掃除」」」」」

いやいやいや

仮にも、仮にも女の子の部屋にズカズカ入って来て掃除ですか

次々に発掘されていく私の私物

A「ホントに止めて下さい見られたくないものとかもあるんで」

そう言っても止めない執事達

土方「お嬢様の生活環境を良好に保つのも俺達の仕事ですから」

以外に仕事熱心で嫌になる

高杉「下着ぐらいしまっておけよ」

そう言って高杉が私の下着をタンスにしまう

A「解りましたっ、掃除しますからもうそこら辺にある物を触らないでください！」

ゲームをログアウトしてPCも閉じる

イベント期間で本当はこんな掃除なんかしている場合ではないのに

取り敢えずしわだらけのベッドシーツを新しい物と取り替える

その作業をじっと見守る執事共

A「あの、何で見てるんですか？」

ベッドメイキングを済ませるとごちゃごちゃにタンスに入れられた衣類を全部出してたたみ始める

沖田「いや、やれば出来るんだと思いやしてねぃ」

服を畳む手が止まる

A「こんな事できても誇れる事なんかありません」

初めて他人に褒められた

だけど私はそれを素直に喜べる様な育ち方をしていない

服を全部しまうと彼等に向き直る

A「もう見られて困る私物はないと思うので、そこに突っ立ってないで手伝って下さい」

要らなくなったゲームの箱

ゴミ

その他諸々

全部を片付けるとスッキリとした気持ちになった