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A「さっきは弱点なんてないって言ってたでしょう」

すると沖田は悪びれる様子もなく答えた

沖田「弱点のない人間なんてこの世にいやせんよ」

そうだろうけど

沖田「どちらが沢山の食糧をもって先にゴールできるか、どうですかぃ?」

別にそれでもいいか

2人で一緒に探すよりは効率よく出来るだろう

A「いいよ、それで」

そして私達は別々に食糧とゴールを探し始めた


別に本気で勝負する気はない

テキトーに食糧取って、ゴールに向かおう

それで負けたら弱点を教えりゃあいいだけ

俺の弱点を知った所でお嬢は何かを俺に仕掛けられる筈がない

「うらめしやぁ」

突然目の前に出てくる、幽霊の人形

よくもまぁこんなリアルに造ったものだ

遊園地のより凝っているだろう

すると、割と近くから悲鳴が聞こえた

旦那や土方さんより高え声

一人しか当たる人物はいないだろう


こ、腰が抜けてしまった

今までトラップに遭遇せずにここまで来れたから

大丈夫だろうって思って単独行動したけれど

何故、こんなリアルなの

A「高杉だ、絶対にアイツだ アイツしかしない」

私の弱点を知り尽くしている奴の設計だ、絶対に

人の弱点を把握して置いて、自分は弱点なしの鉄人

A「高杉...許さない、絶対に...晋助...」

喉に込み上げて来る弱音を必死に飲み込む

悔しい

捨てきれない、この感情が憎い

高杉「呼んだか?A」

気配もなく突然目の前に現れる高杉

お前は忍者か

A「呼んでないし、それより貴方のペアはどこに行ったのよ」

明らかにコイツは一人だ

高杉「あぁ、効率上げる為に別行動中だ まぁ、どっかの誰かみてぇに腰を抜かしては居ねぇよ」

座り込んだまま、睨む

全部知っていると言うコイツのこの顔が嫌い

A「あっそじゃあ、さっさとどこかに行ってよ」

余り彼の目は見たくない

目を逸らして彼が去るのを待つが一向に移動する気配はない

暫くの沈黙が流れ、奴は何を思ったのか私を抱き抱えた

A「ちょっ、何してんのよ 下ろして!」

私の訴えを無視して彼は迷路を進んで行く

高杉「あんなトラップに腰抜かした奴の言う事なんざ聞かねぇよ」

馬鹿にしたように笑われる

ムカつく

無関心でいようと思っても、無理だな

A「高杉の所為だよ、全部...全部、晋助は何も悪くないんだよ...」

彼の思い詰めた顔を見るのは嫌だ

だからそんな顔しないでよ

嫌いになれなくなる

忘れていた事を思い出してしまう

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ここな - 頑張ってください (2017年8月28日 21時) (レス) id: 8338ffa4e9 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - 面白いです!更新頑張って下さい!応援しています! (2017年4月2日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続きが気になります!更新頑張って下さい! (2016年2月6日 11時) (レス) id: 89c865e766 (このIDを非表示/違反報告)
銀鮭上下大臣◆さっちゃん - 続きが気になる!!応援してます!! (2015年11月21日 17時) (レス) id: b0565cb4ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:昼野 蕣 | 作成日時:2015年9月2日 23時

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