第五十六魔 ページ10
「さてさて、最後は貴女ね!」
ウァラクが終わり次は私か
まぁ、素っ気ないし万人向けじゃない性格だしそこまで高くは……
「あらまぁ90%!高いわねぇ!テキストA!」
「え"!?」
思わず叫ぶ
馬鹿な……
私にそんな魅力があるわけが……!
だがライム先生の審美眼がおかしいわけが……
「あら?おかしいわね……もう一つゲージが……」
「?」
ライム先生は繁々と私の顔を見た
暫くするとニコッと笑った
「な、何か?」
「貴女、本来の魅力度も中々の物だったけれど……どうやら特定の悪魔をとことん魅了してしまうらしいわね?」
「つまり?」
「貴女の魅力度は2つあって、一つはさっき言った90%。そしてもう一つ、一部の悪魔は貴女に対する魅力度が……カンスト。要するにもう少しの挙動でもドキドキしてしまうの。それだけ惚れちゃうんでしょうねぇ!凄いわ!」
「は!?」
何だと
私にそんな力が!?
だが何なんだ一部の悪魔って……
「その、一部の悪魔はどのような?」
私は恐る恐る聞いてみる
「うーん……それはわからないのよねぇ……わかればもっとそれを生かした授業を出来るのに……」
ライム先生の言葉に私はガックシしてしまう
一部の悪魔
それにもしカルエゴ卿が入っていたら……
なんて、そんな都合のいい話があるか
「まぁ、何はともあれ!貴女の本来の魅力度もかなりのもの。もし好きな殿方がいるならその魅力度を100%あげればきっとうまくいくわ!」
「!」
そうか……誘惑はそういうものか……
悪魔たるもの、欲しいものは何があっても手にいれて見せる物……
ならば
「はい、頑張ってみます。」
私は少し笑って言った
誘惑なら自然な笑顔は基礎だろう
ポーカーフェイスも私の強みだがここぞと言う所で笑えば威力はそこそこあるんじゃないだろうか
なら、まずは自然な笑顔の練習から始めてみよう
誘惑は少し勉強しただけで知識はあるが技術はない
それをライム先生に学ぼう
「っ……!流石位階5ね……燃えてきたわ!きっと貴女を最高の女悪魔に育ててあげるんだから!そうと決まれば貴女にはこのテキスト!」
ライム先生が渡してきたテキストは魅力的な仕草、男性との接し方、そして初級のサキュバス手練れを渡された
「これらをしっかり読んで、実践できればきっとあがるわ!貴女には想い人はいるの?」
「想い人……」
即座に浮かんだカルエゴ卿の顔
私は少し顔を赤らめる
それにライム先生は満足気に微笑んだ
「恋する乙女は最強無敵よ!貴女ならきっと堕とせるわ!」
ライム先生の言葉に、私は少し自信が湧いたのだった
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
闇鍋ソース(プロフ) - 乾 巽さん» ほんまや(°▽°) (2019年12月15日 20時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
乾 巽(プロフ) - 九十一が抜けとるよ! (2019年12月15日 20時) (レス) id: a83f0b56fb (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ミミさん» あれなんすよ、怠け者・セッx中毒・金遣い荒いの三拍子なんすわ (2019年12月13日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 召集3日後はエグいてぇwww (2019年12月13日 22時) (レス) id: 1c2f6eb773 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 神田・スカーレットさん» キング・オブ・ドクズ!最低最悪糞兄貴ハドラ・メフィストをよろしくね! (2019年12月13日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mesemoaLOVE/
作成日時:2019年11月21日 16時