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第五十四魔(カルエゴside) ページ8

「さて、馬鹿共の選択科目は何だろうな……」

私は職員室の自分のデスクに向かうと、パラパラと目を遠し、分別していく
実技、座学、そして誘惑と仕訳していく
が、次の瞬間手を止めた

ハドラ・メイデン
選択科目:サキュバス先生の誘惑授業

「ブフッ!?」

私は盛大に吹き出した
見間違いか……!?
しかし何度見ても誘惑授業に丸がついている
ウァラク、イクス、クロケルならわかるのだ
ウァラクは当てずっぽうで書いたんだろうが
イクスは知っての通り色気の塊の様な生徒
クロケルは職業と性質から
選んでも差し支えない生徒だ
しかしながらハドラはどちらかと言えば実技や魔術にいくと思っていたが……

(何はともあれ緊急事態だ……)

私は急いでシチロウの元へ向かった
いきなりたったので他の教員が驚いていたがそんなこと知ったことか
私は容赦なくシチロウのいる魔生物室の扉を開けた

「シチロウ!」

「うわぁっ!?ど、どどどうしたのカルエゴくん!?」

シチロウは驚いて滑ったのか本に埋もれていた
悪いことをしたな……
だがこれはシチロウにも関係あることだ

「これを見てくれ……」

私はスッとシチロウに用紙を見せる
シチロウは暫し硬直した後

「エフッ……!?」

吐血した
やはり前もって警告位はしておいた方がよかったか……

「か、かか、カルエゴ君……?これは一体……」

「何の間違いかと何度も目を擦ったがこれが現実らしい……」

「こ、こんなのって……」

「ハドラにも考えがあるんだろうがあれ以上ハドラの魅力が上がったら俺達の心臓がもたん。」

「そうだね……」

教師として、ハドラの決めた道を塞ぐようなことはしたくない
故に、今後更に上がるであろうハドラの魅力に耐え、ポーカーフェイスをいかに維持するかが今後の争点になる

「いいか?くれぐれも魅力に堕ちて襲うようなことしたら容赦なく降手するからな?」

「僕だって君が狭い部屋に彼女を閉じ込めて事に運ぼうなんてしたらニギウプニル決めるからね?」

「まぁ、お互い様だな。」

「だね。」

その後、私達はどう耐え抜いていくか次の授業まで語らった

ーーーーー

一方もう一人は

「アズ君、大丈夫?」

「は、はい……」

(は、ハドラが……誘惑授業……だと!?これ以上魅力を上げてどうするというのだ!その唇に食らい付かれたいのか!?くそ、ハドラめぇ!こちらの気も知らないでぇ……!)

悶絶していた

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闇鍋ソース(プロフ) - 乾 巽さん» ほんまや(°▽°) (2019年12月15日 20時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
乾 巽(プロフ) - 九十一が抜けとるよ! (2019年12月15日 20時) (レス) id: a83f0b56fb (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ミミさん» あれなんすよ、怠け者・セッx中毒・金遣い荒いの三拍子なんすわ (2019年12月13日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 召集3日後はエグいてぇwww (2019年12月13日 22時) (レス) id: 1c2f6eb773 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 神田・スカーレットさん» キング・オブ・ドクズ!最低最悪糞兄貴ハドラ・メフィストをよろしくね! (2019年12月13日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mesemoaLOVE/  
作成日時:2019年11月21日 16時

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