第六十一魔(クララside) ページ16
メイメイはとてもピリピリのピリ辛ソースみたいな子だった
でもよっちん達と違って私の事を道具みたいに扱わないし、対等に接してくれた
だからメイメイを傷つけちゃった時とても慌てた
嫌われたらどうしよう
メイメイを傷つけちゃった
もう私と一緒にいてくれなくなるかも!
そんな不安でいっぱいいっぱいになってた
でも入間ち達のお陰で仲直りできた
今度はメイメイを悲しませたくない
メイメイにも笑ってほしい
そう思ってた
そんなある日、入間ちをメロメロにする作戦が少し成功(?)した日
一人で座ってるメイメイを見つけた
メイメイはどこか悲しげで私は話しかけずにはいられなかった
「メイメイー!」
「おわっ!?」
私はメイメイに飛びついた
メイメイは驚いていたけどすぐにまた悲しい表情を浮かべた
そんな顔してほしくないのに……
「メイメイ元気ないー?」
メイメイの顔を覗き混む
やっぱり悲しい顔
「ウァラク……私は……野望を達成できないかもしれない……」
「メイメイ?」
「ずっとこの気持ちを圧し殺して生きていた方が、相手にとってもいいのなもしれない……」
「……それって、もしかしてあの方の事?」
「あぁ。私の野望は……その方をきっと不幸にしてしまうから……だから……」
私はいてもたってもいられなくなってメイメイの顔をサンドした!
「……そんなことないもん!」
「!?」
「メイメイ自信なさすぎ!私と違ってメイメイ魅力度90%もあったじゃん!あのねあのね!私もね!つい最近までは自分に魅力がないって落ち込んでた……でもね!入間ちは私の事女の子だっていってくれた!そのお陰で私に女の子としての魅力があるって自信持てた!メイメイの言うあの方が誰だか知らないけどメイメイならきっとメロメロにできるよ!だから笑って!」
「しかし……」
「メイメイ、メロメロかどうかはね!メロメロになった人が決めるんだよ!やってみなくちゃわからない!もしメイメイのことをふったら私がとっちめてやるんだから!だってだって!メイメイもとっても可愛い女の子だから!」
思ってた事を全部打ち明ける
本当の事だもん
メイメイの事嫌う奴は懲らしめてやる
もしかしたら、メイメイはそういう事が重なって笑えなくなっちゃったのかもしれないから
「ありがとう……ウァラク……」
それは自然だった
そよ風が優しくフワッと肌を撫でるように
優しく、柔らかく
メイメイが笑った
「!め、メイメイが!」
「?」
「メイメイが笑ったぁぁぁぁ!」
「ちょっ……」
私は喜びを隠しきれずあちこちぶつかりまくった
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闇鍋ソース(プロフ) - 乾 巽さん» ほんまや(°▽°) (2019年12月15日 20時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
乾 巽(プロフ) - 九十一が抜けとるよ! (2019年12月15日 20時) (レス) id: a83f0b56fb (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ミミさん» あれなんすよ、怠け者・セッx中毒・金遣い荒いの三拍子なんすわ (2019年12月13日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 召集3日後はエグいてぇwww (2019年12月13日 22時) (レス) id: 1c2f6eb773 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 神田・スカーレットさん» キング・オブ・ドクズ!最低最悪糞兄貴ハドラ・メフィストをよろしくね! (2019年12月13日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mesemoaLOVE/
作成日時:2019年11月21日 16時