あい、哀、愛？<d!> (ページ7)

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ろーくページ7

『、、っ！』

声の主はもちろんひとらんらん。

あまり聞かない大声に一瞬怯むが、言われた通り入らないようにした。

ht「ねえ、俺の畑荒したでしょ。」

相当怒っているのか、声が震えている。

それよりも畑を荒らした、という言葉に目を見開く。

ここの人たちは、ここで育てている農作物や動物をひとらんらんが大切に大切に育てているのを知っているため、あのオスマンでさえ入るときは許可をもらっている。

それはもちろん私だって一緒だった。

彼等の大切なものは、絶対に壊したくなんかない。

そんな事とっくにわかってるはずのひとらんらんが何故、私を攻めるのか。

するとひとらんらんはイライラしたように告げた。

ht「アリスが言ってた。ここでAが荒らしてるのを見たって。」

ああ、なるほど。

アリスがきっとひとらんらんの畑を荒らしたんだろう。

そして、私になすりつけた。

怒りが体中に浸透する。

別になすりつけられたことを怒っているのではない。

彼等の大切なものを壊したことに怒っているのだ。

ひとらんらんは何も言わない私に苛ついて、もういい。と言って中へと入っていった。

私は、そこに突っ立ってひたすら考えた。

『はあ、、めんどいなぁ。』

まあ、これも彼等のためだと重い足を動かした。