あい、哀、愛？<d!> (ページ13)

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じゅーさんページ13

gr side

会議室にはいつになく、重苦しい雰囲気が流れていた。

医務室でAの看病をしているぺ神以外は、全員が揃っている。

俺は、ゆっくりと口を開いた。

gr「、、さっきトントンから聞いたように、多分Aがあのことを知ってしまった。」

あのこと、というのは感のいい人ならもうわかるだろう。

アリスがスパイとして此処に潜り込んでいる、ということだ。

そのことはすぐにわかったのだが、まさか、ルイス王国の総統はAを狙っていたのだ。

それは、ロボロがあっちの状況をハッキングしてくれたおかげでわかった。

それからは、こちらから下手に仕掛けず、アリスを油断させるためにAを騙した。

勿論最初は皆この作戦を渋っていたのだが、Aを守るため、と言うことで意見がまとまったのだったが。

gr「Aは今、相当な精神的ダメージを受けている。まぁ、おれらのせいやねんけど、、。」

syp「でも多分、Aが知ってたら俺らに迷惑かけないようにって、自爆テロでもしにいきますよあの人。だから、グルッペンさんの作戦は正しかったと思います。」

自分を責める俺に、Aの先輩としてAを可愛がってきたショッピが優しく言う。

彼もまた新人で、初めてもった直の後輩、ということもありその心情は決して穏やかではないだろうに。

俺は立ち上がって、仲間を見渡した。

gr「宣戦布告だ。」

これは、長い戦いになりそうだと口角を上げた。