傷が残らないのなら。 ページ9
「め、命令をどうぞ………」
ヤバイ。取り敢えず、それは肌で感じてる。
ア「ごめんなさい、Aっ…」
中「?…何だ、その小さい奴。」
貴方が云え無いでしょう?←
「私、の。異能で、す」
太「誰かに貰った?」
「は、い。此のゲェムのマスターの様な人?から。」
太「ふぅん。…まぁ、今はどうでも良いや。
で、命令だけど…血、頂戴??」
は??血?この人、何云って…
中「じゃあ、俺も。」
え?気がおかしくなったのかな?
まぁ、前から可笑しいけど。←
でも、此の世界って…
「!…それって…」
太「気付いた様だね。…そうだよ。此の世界では、血が出ても直ぐに治ってしまう。
それを逆手に取って、Aが自分自身を何回も傷つける。
そう云う算法だよ。」
嫌だ…そんなの…自傷と同じ事じゃないか…
でも、捕まってしまったのはしょうがない。
「どの位、欲しいんですか??」
中「まぁ、これくらいだろ。」
と、何処からか出してきた小瓶を私に渡す。
あれ?意外と少なく済むかも…
太「私も同じ位だよ。」
と同じようなサイズの小瓶を私に渡す。
試しに護身用のナイフで腕を切ってみた。
そうして、太宰さんの小瓶に入れてみると、4滴くらいで治ってしまった。
「此の瓶いっぱいにするんですか??」
中「当たり前じゃねェか」
太「ふふっ、頑張ってねぇ」
悪魔、だ。
『ザシュ、ザシュ、ザシュ』
治る前に傷を作って、治る前に傷を作る。その繰り返しをした。
傷は名残惜しい様に消えていく。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
腕も心も全て痛い。
やっと、二つの小瓶いっぱいに血が入った。
その時の護身用のナイフは血だらけで、ポタポタと血が垂れて居た。
「こ、れで良いんですか??」
太「偉い偉い。頑張ったね」
中「血も中々綺麗だなァ」
攻略、出来たかなぁ??
太「ま、私達は行くよ。」
と二人は去って行った。
「リリー、これって攻略??」
すると、私の前に突然、リリーが現れた。
リ「嫌、攻略までは行って無いね。」
こんな事までしたのに…違うの??
「あはは…馬鹿みたいっ…」
リ「………」
ア「っ!」
すると、アリスがリリーに掴みかかった。
ア「何とか言いなさいよ!貴女のせいでこんな事になってるのよ?!」
アリス………
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雪華 - 貴方の友達yさん» ここへどうぞ! (2018年6月4日 20時) (レス) id: 67a8650f19 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/1 (2018年6月4日 20時) (レス) id: 67a8650f19 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 貴方の友達yさん» え?!ごめん!それ、うちのクラスの清書係が持ってる……と云うか、お話用のホムペ作るから、来て! (2018年6月4日 20時) (レス) id: 67a8650f19 (このIDを非表示/違反報告)
貴方の友達y - 新聞の清書の紙見せてー!(無くしたので) (2018年6月4日 19時) (レス) id: 3028e9bcb7 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - ありがとう!他の方の更新も頑張るね! (2018年5月17日 22時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青空ピース | 作成日時:2018年1月3日 10時