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山崎さんに会いたい。


会いたすぎてしんどい。

街歩いてたらばったり会うとかいうシチュエーションがほしい。


なんで恋してる時に限って
現れてくれないんだろう。



きっと、山崎さんが私をいじめてるんだ(?)

あー、他の女の人とかと一緒にいたらどうしよう。
私その人を生きて帰せないかも。


かえでちゃんってどうやって坂田さんにアピールしたんだろう。

歳も若干離れてそうだし、出会い方もきっと。


「おっと…すまねぇ」


黒い隊服…。


もしかして山崎さん!



「違うんかーい!!!」

「あ、…?」

「あっ…!あ、ありがとうございます!
お仕事頑張ってください、!失礼します!!」



私浮かれすぎでしょ。


早く家帰ってジュース飲もうっと。


曲がり角を曲がって、進もうとした時、また人とぶつかりそうになってしまった。

しかもその人はミントンをしていて、全く私に気づいていない。


「あた!!!!」

「うわぁ!す、すみませんでした!!!ケガは…!」

「だ、大丈夫で…す。」

「君…」

「山崎さん!」



まさか、曲がり角でぶつかるという
少女漫画的シチュエーションでまた会えるなんて…。


まさに奇跡!!

このチャンスを逃さないわけにはいかない。



「ずっとお会いしたかったんです!!」

「え、…俺に?」

「はい!!!えーと…今は何をしてたんですか?」

「…あぁ、バドミントンだよ。…君もやる?」

「…へ、いいんですか!?逆に!」

「逆に!?ぜ、全然いいよ、1人で暇してたし…」



ご褒美すぎますって。山崎さん。


男女2人でバドミントンって、そんな青春みたいなことしちゃっていいんですか!?

もう大好き。


山崎さんも私も定位置について、
いざ開始、というところまできていたのにも関わらず、
ここで邪魔が入ってしまった。



「おぉザキ。何してんだ」

「…沖田さん…。」

「おっ、雌豚もいやがる」

「誰が雌豚だ。とっとと帰りやがれ」

「あー、いいのかなぁ。
愛しの山崎くんの前でそんな口聞いちゃって」

「「えっ」」



恐る恐る山崎さんの顔を見ると、
真っ赤になっている。


ウブで可愛い!とか思ったが、こっちも余裕がなくて
顔が熱くなってしまう。

「あれあれ〜?お二人さん顔が真っ赤ですねィ?」とからかいを入れてくる沖田さんをめちゃくちゃにして潰したい。


「山崎さん!ごめんなさい!!」



私は走っていってしまった。



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設定タグ:山崎 , 銀魂 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:サラダ | 作成日時:2024年1月15日 13時

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