46。誕生日と記念日篇 ページ46
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※だいぶ過ぎちゃいましたが、書かせてください。
「え、…明日山崎さんの誕生日！？」
「だそうだよ！なんかたまたまばったり会って
聞いちゃった」
「マッジか…。用意してない……、」
「じゃあ今日買いに行きますか！！」
「え、かえでちゃんも一緒に来てくれるの？」
「どうせ山崎さん仕事でしょ」
さすがかえでちゃんだ。
でも、誕生日まで仕事…とかだったらすごく可哀想だよな。
その時はその時で真選組を訴えるもよし。
いや、それで山崎さんの仕事がなくなったら山崎さんが悲しむ。やめておこう。
「Aの考えてることが手にとるように分かるよ」と
笑いながら言われた。
…笑いながら言う？
「山崎さん…。何が好きなんだろう。」
「…ラケット？」
「それ思い浮かんだ」
「いやなしでしょ」
「だよね…。」
「あれは？プレゼントは私！！みたいなやつ」
「…かえでちゃん、もしかして坂田さんにやった？」
黙ってしまった。
坂田さんとかえでちゃんはやりかねない。
「それより」と話を濁されてしまった。
あっ、これやったやつだな。
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「うわ、広いなぁ、」
「A、絶対迷子ならないでね」
「いやもう20歳過ぎてるんですけど？」
そんな心配されるほど危なっかしいのだろうか。
…沖田さんにも「もう少し警戒しろよ。」って言われちゃったしな。
なんて考え事をしていると、かえでちゃんの足が速すぎて本当に迷子になるところだった。
「あっこれは？」
かえでちゃんは、まとまった花達を指さした。
「は、花束？」
「…ダメ？」
「いや、ダメじゃないよ。ただ…花言葉とか…。」
「あぁ…そういう感じ？」
明らかにめんどくせぇな、みたいな目をされた。
ごめんなさい。でもそういうところやっぱり気にしちゃうタイプなんです。
「Aが好きな花は？」と聞かれたので「スズラン」と答えると、顔つきが一気に変わった。
…めちゃくちゃいい花言葉だよってことなんだろうか。
「スズラン…。山崎さんにぴったりすぎてちょっと怖い」
「え、…どんな花言葉なの？」
「それは、Aが山崎さんに渡してから教えてあげる」
今すぐ教えてほしいんだけどな…。
と、言おうとしたが、かえでちゃんの笑顔が怖すぎて
はい、と答えるしかなかった。
「読者のみんなも調べない方が楽しめると思うよ」
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作者名：サラダ | 作成日時：2024年1月15日 13時
