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「沖田隊長ー!!なんですかあの連絡は!」
「ほらほら来やがったぜ」
今だけ緊張すらしてなかった私に戻りたい。
だって、こんな至近距離に好きな人が。
考えただけで頭も心も破裂しそうだった。
沖田さんに不満を言い終わった山崎さんは、
次は私の方を見た。
「あ、君どっかで!」と言った。
覚えててくれたんだ。
嬉しすぎる。
「さっきのあれって…。」
「あ、あれは、からかわれて…、だから、なんというか…。」
「…沖田隊長、またいじめたんですか?」
「黙れジミー。」
「なんでェェ!?」
私は少し、イラッとした。
気がつくと、私は沖田さんの目の前まで来ていた。
沖田さんは「なんでィ」と聞いた。
その聞き方にも腹が立ってきて、
腹パンをお見舞いしてやった。
「沖田隊長ォォォ!!??」
「な、なんて力だ…。」
いちいち反応してる山崎さん可愛い。
本当に可愛い。
「山崎さん。」
「は、はい!!」
「私、佐藤 Aっていいます!!私とお友達になりませんか!」
「え!?!?」
沖田さんがその光景を見てるなんて考えきれない。
今は山崎さんと話がしたくてたまらない。
真っ赤になりながら戸惑ってる山崎さんはとても可愛いし、今すぐ「好き」って言いたい。
「え、えーと、……。」
「…やっぱり…嫌、ですか?」
「嫌じゃない嫌じゃない!!ぜひ友達になろう!」
「ありがとうございます!!」
これは早速かえでちゃんに報告しなきゃな。
すると、急に後ろからトンッと肩を叩かれた。
沖田さんだ。
「な、なんですかね…」
「ジミーとの恋愛、…協力してやるぜィ」
「ひぃぃぃ…!!」
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作者名:サラダ | 作成日時:2024年1月15日 13時