検索窓
今日:4 hit、昨日:42 hit、合計:580 hit

22。 ページ22






「…会いたい。」

「…何、また言ってるの?」

「いやまたっていうか…。」

「…彼氏に連絡してみて、会えそうだったら仕事代わってあげるわよ」

「え、マジっすか?神なんですけど!!」



早速、携帯を取り出して連絡をしてみる。


お仕事中だったら申し訳ないかな。
でも、メールするくらいはいいよね。



実は何回か、山崎さんから『会いたいなぁ』という連絡が来ていた。
でも、配車の仕事が忙しくて心が痛みながら断っていた。

今日こそ絶対会ってやる。
ていうか会わないともうすぐ私が死にそう。



10分くらい携帯とにらめっこをしていると、
バイブが鳴った。



『会えるよ!!…今から行ってもいいかな?』


「……いいに決まってんだろうがァァァ!!」










「山崎さんに会える会える♡」


あの後、待ち合わせ場所を決めて、
今、その場所にいるので山崎さんをウキウキで待つことになる。


配車の仕事の後に、こんなご褒美があったら毎日頑張るのに。どんな仕事でも笑顔で引き受けるのに。



『山崎さん、今着きました!どの辺ですか?』




そんな連絡を入れてから、ポケットに携帯をしまった。





それから1時間が経過した。


山崎さんはまだ来ない。



…寒い。

大丈夫、山崎さんは来る。
きっと交通状況が悪いとかそんなんでしょ。





2時間。


足の感覚と手の感覚が薄れてきた。


携帯を見ても山崎さんから連絡は返ってこない。

これはきっと、神様がお怒りになったんだ。
仕事を人に任せてしまった私に罰が与えられたのだ。



「はぁ…はぁ、Aちゃーん!!」

「…山崎さん!!」

「待たせてすんませんでしたァァァ!!」

「、ちょ…!山崎さん!?顔上げてください!全然怒ってないですよ!」

「俺が…、!不甲斐ないばかりに…。」

「と、とりあえず無事が確認できてよかったです。」






23。→←21。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:山崎 , 銀魂 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サラダ | 作成日時:2024年1月15日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。