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数週間経ったころ。
山崎さんのメアドも交換できて、とても大はしゃぎだったのだが、いつものようにファミレスでかえでちゃんと飲んでいると爆弾発言をした。
「私、銀さんのペッティングした。」
「え、?」
「もうすぐで全部奪われちゃうかも♡」
「……マジか。」
銀さんとかえでちゃんが恋のABCでいうと、
Bまでしっかり辿り着いてしまっていた。
私はまだAもできていない。
もうすぐ1ヶ月が経とうとしている。
もう奪われる準備はできてるから、
キスしてほしい。…言えたら1番楽なんだけどな。
なんとなく『会いたい』とメールを送った。
それがかえでちゃんに見られていて、顔が歪みまくっていた。
「……こないかな。」
「山崎さんは観察で忙しいんじゃない?」
「私は山崎さんを観察したい」
「私も銀さん観察したい」
どうしてこんなに愛おしいんだろう。
あの酔っ払ってる時はなんとも思ってなかったのに。
いつの間にかこんなに惹かれるようになって。
全ての山崎さんの行動がカッコよくて仕方がない。
年齢言われた時も「え、その顔で32歳?ギャップ萌えかよ」って思っちゃったし。
すると私の携帯のバイブが鳴った。
『夜会える?』
「夜!?!?」
「おー、おー、落ち着け落ち着け」
「山崎さんから夜会える?って…。」
「行っちゃえ」
「真選組の屯所?山崎さんの家?
顔熱…。無理、し…ぬ。」
「灰になっちゃった。」
夜に2人っきりとかマジで無理かも。いい意味で。
これ絶対「はい」か「YES」しかないよね。
『会えます!!何かするんですか?』といれておいた。
するとすぐにバイブは鳴って、
私は返ってきた内容に少しテンションが下がった。
『後輩の歓迎会するんだけど、どう?」
『いいですね。夜、真選組に行かせていただきます。」
「どしたのA。」
「…2人っきりじゃないみたい」
「何するって?」
「後輩の歓迎会。」
「………ま、何かあったら教えて」
「うん。」
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作者名:サラダ | 作成日時:2024年1月15日 13時