(81)羽須美陽和 ページ42
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30分といったところだろうか。
予想以上に陽和との話は盛り上がっていた。
彼女は思っていた程悪い
「は〜…笑った」
『腹筋痛い…』
一頻り笑い終えた2人は完全とは云えないものの、其れなりに打ち解けていた。
Aは今迄、陽和くらいの歳の娘と話す機会など中々無かった為、新鮮であり楽しかった。
「ねえ、Aさんは…」
『嗚呼、Aで良いよ』
「じゃあAさん。中也さんの好きな所は何処ですか?」
今迄2人の話を盛り上げていたのは中也とAの痴話喧嘩の話や、中也の黒歴史だった。
(本人からすれば良い迷惑である)
此れから一緒に暮らしていく上で少しでも彼の事を知っておいた方がお互いのためでは、と思ったAの無意識な計らいであった。
『そうだね…靴のセンスは好きかな』
「靴のセンス、ですか」
そう繰り返してまた笑った陽和は其処らに居る女学生にしか見えなかった。
だから、Aも軽い気持ちで訊いた。
其の返答が予想を大きく覆すなんて知らずに。
『陽和は?中也の何が良くて選んだの?』
「…中也さんのことは好きです。不器用だけど、優しいし…けど、」
" 愛してなんてないんです "
俯きがちにそう告げた彼女に、Aは驚きを隠せない。
だって、中也を"選んだ"のは他でもない陽和自身の筈だ。其れが、『愛してない』?
『其れは…どういう意味?』
「其の侭の意味です…Aさん、聞いてくれますか」
私の…羽須美陽和の、真実の話。
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ヤマダノオロチ(プロフ) - Yuukiさん» ありがとうございます!やっと構想がまとまってきました。これからもよろしくお願い致します! (2017年2月18日 23時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
Yuuki(プロフ) - とても面白かったです!スランプで大変だと思いますが、これからも頑張ってください!応援してます!! (2017年2月18日 23時) (レス) id: 3720d37733 (このIDを非表示/違反報告)
ヤマダノオロチ(プロフ) - 天さんさん» コメントありがとうございます!上から目線だなんてそんな事無いですよ!?お褒めに預かり光栄です(>_<)最近はラブソングばっか聴いてて、主と中也くっつけたい〜とか考えてます(笑)これからも頑張ります! (2017年2月14日 20時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
天さん - う、上から目線で失礼しましたぁああッ!! (2017年2月14日 19時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
天さん - スランプ大変ですよね…文章とか読みやすくて好きです!頑張ってください(*´ω`*)ちなみに、私はスランプの時は曲を聞いてます。曲聞いてるとネタがポンポン出てきますので…!これからも応援してます(´˘`*) (2017年2月14日 19時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤマダノオロチ | 作成日時:2016年9月4日 20時