君よりも、俺のほうが2 (yt×ym) (ページ32)

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わんわんページ32

Yuto

｢お疲れ様。疲れただろうから、ちゃんと休むように｣

裕｢はい、お疲れ様でした｣

俺が初主演を務めた映画が国際映画祭に出品され、共演者や監督と共に海外へ行っていた。

何とかやり遂げて帰国し、大好きな恋人のいる我が家へと帰ってきた。

やま、まだ起きてるかなー。

ガチャ…

裕｢ただいまー…。やま？｣

電気はついているのに、返事はない。

不思議に思ったけど、すぐに理由は分かった。

ソファーで、俺のパーカーを着て眠るやまの姿。

寂しくて、俺のパーカー着てたのかな…帰ってくるの待ってて寝ちゃったのかな。

俺のパーカーを着ている理由、体が痛くなるからと絶対ソファーで寝ることはしないやまがここで寝ている理由、どんな理由を思い浮かべても愛おしいものしかなくて、思わずニヤける。

ダイニングテーブルの上には、ラップがかけられた夕飯が置いてあったので、ありがたくそれを温める。

涼｢ん…、？ゆーと…？｣

どうやら眠り姫がお目覚めのようだ。