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Ryosuke









俺みたいなカスみたいな奴のこと、見てる人がいるなんて。









慧「それでね、無意識に山田くんを見るようになってたの。いつも静かに本読んでるなとか、今日はちょっと眠そうだなとか、なんか気になっちゃってさ」









涼「…は、はぁ、」









慧「気付いたら…好きになってた。こんなぬるい理由で悪いんだけど、俺本気なんだ」









伊野尾先輩の目は確かに真剣で、ふざけているようには見えなかった。









これは…どうしたものか…、









涼「…伊野尾先輩は、俺と恋人になりたいんですよね?」









慧「うん…出来れば」









なんだ、出来ればって。









涼「…いいですよ。俺なんかでよければ」









慧「えっ、ほ、ほんとに…?」









涼「はい。人と付き合ったことなんかないからよく分かんないけど…それでもよければ」









多分この人の場合、断ったらすごいめんどくさい。









毎日教室に来て変なアピールされるよりかは、恋人とやらになった方が楽な気がする。









慧「やった…、ありがとう!山田くん!!」









涼「うわっ…、」









突然ギュッと抱きしめられて、頭の中は大混乱。









だって俺、抱きしめられたことだってないんだ。

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saya(プロフ) - カピバラさん» カピバラ様、ありがとうございます涙 更新頑張りますね! (2021年5月25日 23時) (レス) id: 2931426edd (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - この作品面白いです!更新頑張ってください。待ってます!! (2021年5月25日 18時) (レス) id: d9e096ab92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:saya | 作成日時:2021年1月21日 1時

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