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Ryosuke
和「さて、山田くんはどうなりたい?」
涼「お、おれは…」
優しく笑う和也さんに、震える声で伝えた。
涼「け、慧先輩の隣にいて…変じゃなくなりたい…です」
和「…伊野尾くんの隣に山田くんがいると変だって誰かが言ったの?」
涼「…直接言われたわけじゃないけど…俺、今まで友達とかもいなかったし…、むしろ人に好かれてなくて…でも、先輩は人気者で。先輩は優しいから今の俺でいいって言ってくれるけど、他の人から見たら俺なんかと先輩が並んでたらおかしいって思うみたいで…」
和「そうなんだ…やっぱりモテ男が彼氏だと妬まれるんだね…」
涼「だ、だから…もっと、先輩の横にいても堂々と出来るくらい…自分に自信を持ちたいなとか…思ったんですけど…俺じゃやっぱり…」
和「いや。その気持ちがあるなら、人は誰でも変われる。寧ろそう思えない人はいつまでも変われないんだ。俺の仕事は、変わりたいって思う人達のお手伝いをすることだから…ちょっと見せてね、」
和也さんは、そっと俺の前髪を上げた。
和「…なるほどね。俄然やる気出てきたわ。俺が絶対に、山田くんを変えてみせる。こんないい子に心無いこと言ってきた奴らなんて、見返してやろうぜ」
ニコッと笑った和也さんに、俺は強く頷いた。
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saya(プロフ) - カピバラさん» カピバラ様、ありがとうございます涙 更新頑張りますね! (2021年5月25日 23時) (レス) id: 2931426edd (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - この作品面白いです!更新頑張ってください。待ってます!! (2021年5月25日 18時) (レス) id: d9e096ab92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:saya | 作成日時:2021年1月21日 1時