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Ryosuke
あー、ドキドキした…。
高鳴る胸を押さえながら自分の席に着くと、突き刺さるような視線。
昨日先輩がクラスの奴らに釘をさしたから、俺に悪口をわざわざ言いに来る奴はいない。
ただ、絶対コソコソと陰口を言われてるのは確かだ。
大「あ、いた!山田ー!!」
涼「ぁ、大ちゃん…」
大「伊野ちゃんが教室の前歩いてったから、山田も来てるかなーって思ってさ!おはよ!」
「うっそ、山田って有岡くんとも仲良いの!?」
「伊野尾先輩と付き合ってるから、紹介でもされたんじゃない?伊野尾先輩と有岡くん仲良いじゃん」
「何なの?山田ばっかり」
大ちゃんの登場に教室がざわついてるけど、そんなのお構いなしに大ちゃんは俺の前の席に座った。
大「ねね、伊野ちゃんめっちゃ機嫌良さそうだったけど、山田もしかして昨日言ってたやつ…」
涼「ああ、うん。お弁当、作ってきたんだ」
大「マジで!?うわ〜伊野ちゃん愛妻弁当かよ〜(笑)そりゃご機嫌だわ(笑)」
涼「あんな喜んでくれると思わなくて…、びっくりした、」
思わず俯きながら言うと、大ちゃんはポンっと俺の頭に手を乗せた。
大「昼休み楽しみだな?伊野ちゃんの反応(笑)」
涼「うん…、」
自信なさげに答えると、わしゃわしゃと頭を撫でられて、大ちゃんの優しさを感じた。
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saya(プロフ) - カピバラさん» カピバラ様、ありがとうございます涙 更新頑張りますね! (2021年5月25日 23時) (レス) id: 2931426edd (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - この作品面白いです!更新頑張ってください。待ってます!! (2021年5月25日 18時) (レス) id: d9e096ab92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:saya | 作成日時:2021年1月21日 1時