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Ryosuke
慧「じゃあまた、昼休みに来るね?」
涼「はい…、あ、先輩!あの…、」
慧「ん?どうした?」
昼休みという単語で、とても大切なことを思い出して先輩を引き止めた。
涼「えと…こ、これ…、おべんとう…、」
急いでスクバから出したものの、恥ずかしくて声も小さいし俯いちゃうし…、何やってんだ俺…、
慧「本当に作ってきてくれたの…?」
涼「え、あ…、はい…、」
あれ、伊野尾先輩固まっちゃってる…。
あれかな、弁当作ってきてだなんて冗談だったのに、本当に作ってきて馬鹿じゃねえの的な?
そうだよね、俺の料理なんて誰も…
慧「ありがとうっ!」
涼「うわっ、えっ!?」
いきなりぎゅっと抱きしめられて、思わず弁当を落としそうになった。
慧「俺、心配してたんだ。やっぱり弁当作るのって大変みたいだし、山ちゃん面倒くさくないかなって…。俺、昨日から山ちゃんにグイグイいきすぎてたし、引かれてないかなとか…、すごい不安だったからさ…」
眉毛を下げて微笑む先輩に、また胸の奥がきゅーっとなった。
慧「ありがとう。昼休み楽しみにしてる。愛してるよ、」
涼「っ、ちょ、ここ教室の前…っ!」
慧「俺は山ちゃん以外気にならないからいいの」
チュッと頬にキスをしてから、先輩は手を振って自分の教室に行ってしまった。
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saya(プロフ) - カピバラさん» カピバラ様、ありがとうございます涙 更新頑張りますね! (2021年5月25日 23時) (レス) id: 2931426edd (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - この作品面白いです!更新頑張ってください。待ってます!! (2021年5月25日 18時) (レス) id: d9e096ab92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:saya | 作成日時:2021年1月21日 1時