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佐久間side
予定を立ててから、放課後になるまで
その日はボーッと考えてた。
お手伝い係も今日で6日目で、明日で最後だし
二人だけになるのも、これっきりだろうな…
俺の恋、短かったなー。あっけねぇなー…なんて。
一人で、勝手に寂しい気持ちに入り浸ってた
ーー
A「まぁ本当に置いてったら…私怒る」
なにその言い方、可愛いんだけど。
「怒んないでよ(笑)…大丈夫、絶対置いてかないから」
そう言って目を細めて微笑むと、口元をキュッと閉じて徐々に頬を染めるA
その瞳は、俺だけを大きく映してた
……そんな可愛い顔しないでよ、
勘違いしそうになるじゃん
そのまま俯いちゃって、顔をあげてくれなくなったAの柔らかい髪をポンポン…と優しく撫でた
A「……さっくんあざとい、逮捕する」
顔を赤く染めたまま、キッと俺の事を睨んでくるもんだから
それがまたものすごく可愛くて。
クスクス笑ってると、恥ずかしかったのか、もうっ、と肩を叩かれた
…割と強めに。(笑)
「怒らないでーーAちゃーん」
A「もう！！阿部ちゃんもさっくんも、皆牢屋行き！！」
「え、何それ逆に楽しそう」
A「…確かに」
「でっしょ！？」
皆で牢屋暮らししてるとこ想像しただけでも面白くて、笑っちゃった
A「ほらっ、早くしないと置いてくよー」
そう言って、Aは軽い足取りで
目の前の階段を降りてき、あっという間に姿が見えなくなった
はやっ。ていうか本当に置いてくじゃん。
廊下にポツンと残された俺
……あーあ、ほんと
俺、何で照と同じ人好きになっちゃったんだろ。
“好き"
その言葉を心の中で繰り返す度に
胸の奥の痛みは増すばかりで
どうやら、蓋をするには時間がかかりそう。
「…つらいなぁ、」
ポツリと吐いた俺の言葉は、誰に届くこともなく
虚しく消えていった
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やま(プロフ) - さゆさん» 初めましてさゆ様！コメント有難うございます！読んで頂けるだけでも有難いのに、楽しみにして頂けてるなんて…やま、めちゃくちゃ頑張れます(≧∀≦) (2020年12月30日 11時) (
レス) id: ef568d1721 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - いつも楽しみにさせてもらってます！更新頑張ってください^_^ (2020年12月30日 11時) (レス) id: 04307595de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま | 作成日時：2020年11月28日 7時
