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佐久間 side
ーーー初電話から数日後。
今は4限目、日本史A。
今日は歴史のDVD見るだけらしく、最初は皆見てたものの直ぐに飽きたのか男子も女子も机に突っ伏して寝てる奴がほとんど
DVD流し出したおじいちゃん先生本人がウトウトしちゃってる始末だもん。
流れる映像をボーッと見てたら、横から腕をツンツンされた
先生には聞こえないように小声で喋ってくる隣の人。(笑)
俺ら後ろ側の席だし、そんな小声じゃなくてもバレないけどなぁ
A「ねー、さっくん」
「ん？」
A「ものさしがなくなったんだけど」
やばいよやばいよって両手を頬に当ててる
出○じゃないんだから……
しかも、そんな真剣な顔して言う事？(笑)
「3限まであったよねー、俺見た気ぃするもん」
A「えー？現代文でしょ？さっくんに貸した気がする。…ポケット入ってない？」
疑いの目を向けられ、無いだろうと思いながらもポケットに手を突っ込む
「………え、待って。あるじゃん」
A「っププ…あるんかい！」
ものさし片手にめちゃくちゃ驚いてたら、俺の顔が面白いのか声を押し殺してプルプル震えてるA
「こらぁー、人の顔見て笑うな。笑いすぎ」
A「ははっ、でもさっくんが悪いもんねー？」
「うっ、確かに…反論できぬ」
私の大事なものさし取らないでねーて俺の手からスルリとものさしを奪うA
ものさしが見つかって数分後
静かになったと思えば、寝る用であろうタオルを枕にスヤスヤ寝てる隣。
俺の方に顔を向けてるから、寝顔丸見えですけどお嬢さん。
…腕で口元は隠れてるけど。
俺も机に伏せて、顔だけAの方に向けた
なんか、赤ちゃんみたい。
翔太よりバブみ感じる
「…ふぁ、ぁ……」
Aの寝顔をぼーっと見ながら、俺も意識を手放した。
Aと、日本史でもまた隣の席だった。
奇跡すぎない？
そして、初めて電話をした日に
もっと距離を縮めたくて……呼び方改革。
ーーーー「A、って呼んでい？」
ーーーー「…じゃあ、私も。」
ーーーー「え…？」
まぁ、俺の場合 “さっくん” だったんだけどね。
それでも、少しずつ気を許してくれてるようで嬉しかった
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やま(プロフ) - さゆさん» 初めましてさゆ様！コメント有難うございます！読んで頂けるだけでも有難いのに、楽しみにして頂けてるなんて…やま、めちゃくちゃ頑張れます(≧∀≦) (2020年12月30日 11時) (
レス) id: ef568d1721 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - いつも楽しみにさせてもらってます！更新頑張ってください^_^ (2020年12月30日 11時) (レス) id: 04307595de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま | 作成日時：2020年11月28日 7時
