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you side
ーーバイト終わり、すっかり暗くなった夜道を1人歩く
毎度思うけど、バイト先が家からそこまで遠くない距離なのめちゃくちゃありがたいな…
(ピロンピロンッ)
イヤホンから聞こえる音楽を遮るように通知音が聞こえた
誰だろ…。
ポケットからスマホを取り出し、通知を見る
……“佐久間 大介"
「ぅえっ」
思いがけない出来事に、思わず声が出た
周りに人、いない…よね。
キョロキョロと周りを見渡すと、案の定人はいなくて
ホッと胸を撫で下ろした
「…ふぅ、……」
ロックを解いて、LINEを開けば
さっきの通知は、やっぱり見間違いなんかじゃなくて。
佐久間くんからメッセージが2件きていた
佐久間やっほー!佐久間だよ^^
佐久間バイト終わりかな?お疲れ様ー!
部活終わったのかな…
返事すぐしちゃっていいかな。
ドキドキしながら、文字を打った。
Aありがとう!佐久間くんも部活お疲れ様!
……うー……変じゃないよね、うん。
安心したのも束の間、既読がすぐについて
急に画面が切り替わり、通話画面になった
"佐久間 大介"
「え、？ちょ、うっそ、」
急いで通話ボタンをタップすると、イヤホンから聞こえてきた声に胸が熱くなる
『おっ…こんばんは』
「こ、こんばんは…」
隣の席から聞く明るい声とは違って、
少し低くて優しい声。
耳元で囁かれてるみたいで耳が熱くなる
『…Aちゃん、俺からの電話出るんだ(笑)』
「え、なんで！？普通に出るよ！？」
『切られるか出ないと思ってた』
え…私の印象悪くない？？
「私そんな酷い事しませんー」
不貞腐れた声で答えると、冗談だよって
にゃははっていつもの笑い声。
きっと、今日みたいな眩しい顔で笑ってるんだろうなって考えたら、自然と笑みが溢れた
『ね、1人で帰ってんの？』
「うん、バイト先から家近いし」
『そうなの？…じゃあ、もー家着いちゃう感じ？』
「ふふっ、もうちょっと！」
そう。ほんと、後ちょっとで家に着いちゃう
電話、切りたくないな…なんて思ったり
明日も隣の席には佐久間くんがいるのに。(笑)
『ねぇAちゃん。』
「ん？なにー？」
ゴホンゴホンとわざとらしい咳を出す佐久間くん
『あのね、……』
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やま(プロフ) - さゆさん» 初めましてさゆ様！コメント有難うございます！読んで頂けるだけでも有難いのに、楽しみにして頂けてるなんて…やま、めちゃくちゃ頑張れます(≧∀≦) (2020年12月30日 11時) (
レス) id: ef568d1721 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - いつも楽しみにさせてもらってます！更新頑張ってください^_^ (2020年12月30日 11時) (レス) id: 04307595de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま | 作成日時：2020年11月28日 7時
