異能力者?そうですがなにか。【文スト】

seven♪ ページ7

しばらくメタ発言の嵐を繰り広げていると、

ピルルルルル!♪

と、携帯のアラートが鳴った。

亮「え何々なにナニ!?」

弥生「何事!?」

メールを見てみると、そこには驚くようなことが書いてあった。

鳥取神『みんなに緊急任務を与える。呪われた双子から放たれた"大罪の器"を探せ。この世界には"怠惰"の器があるらしい。悪魔との契約者を見つけ、器を回収し、断罪せよ。回収された器は魔道師に渡せ』

弥生「...あー、分からん」

亮「待って、知りたいことが5つほどあるんだけど」

弥生「多分これ知ってるけど確証無いんだよな〜...」

中原「どうした?」

弥生「なんか知り合いから訳わからん任務が...てか任務て!ただの物探しやろ!?」

亮「いや、断罪...?ってのもあるけど」

中原「...おい、どういうことだ」

あ、不信メーター上がった気がする。

弥生「や、実はこんなことが...」

中原「...ちょっと待て、聞きたいことが5つある。まず大罪の器って何だ?」

弥生「多分"大罪の悪魔"を宿した七種の器物。"神の双子"がイブとアダムの身体と魂を素材に、小屋にあった家財を使って作り出したものかと」

中原「聞きたいことが2つふえたんだが!?大罪の悪魔って何!?神の双子って!?」

弥生「大罪の悪魔は大罪の器に宿ってる悪魔だよ。神の双子は呪われた双子と同じだよ」

中原「そうか、で呪われた双子って!?」

弥生「魔女ザルムホーファーから奪った子供。イブズヴェズタとアダムムーンリットが育てたんだけどその二人を殺して七つの大罪を放った張本人」

中原「七つの大罪?」

弥生「さっき言った大罪の器のこと。器は七つあるから。そのうちの一つの怠惰がこの世界にあるらしい」

中原「...頭がパンクしそうだ」

頭を抱える。

弥生「とりあえずもし私の推測があってるなら、どこかで連続殺人事件が起こるはず」

中原「マジか...てか何でそこまで知っている」

弥生「少し前に聞いた曲とこの任務が当てはまるの...もしこれに当てはまるのなら、睡眠薬に気を付けないと」

中原「何で睡眠薬」

弥生「...怠惰の悪魔と契約した人物は、よく眠れる薬だと偽り、giftをみんなに配るの」

中原「gift...贈り物か」

弥生「えぇ、英語ではね...ドイツ語ではgiftは...毒」

中原「な、マジか...てかよくドイツ語なんて知ってるな」

弥生「ドイツ語で知ってるのはこれだけよ」

中原「...」

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