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人気のない道のはずだった
私とコネシマと鬱先生は、急に聞こえた声の主に驚き
ふとパーティーを思い出して足が後ろへ
怖いのか
それとも何だろうか
コネシマが私の隣にいて、俯く私に視線をやった後「どうも」といつもの彼に戻った
「コネシマくんと鬱くんもいたんだね…Aちゃんが見えたから追いかけて来ちゃった……相変わらず仲はいいんだ…忠告はしたのに」
冷たい声が私の心臓を冷やす
逃げるな
グッと顔を上げて、楓ちゃんを見た
可愛く仕上げられている髪型に、ちゃんと着付けされている着物
何処までも可愛いこの女の子は、毒牙を隠し持っている
視線がぶつかり、ふと何かが頭の中へ
「……どうして、助けるの」
『…私も元々、この位置だったから』
「あんた、国のお偉いさんでしょ？私なんか…」
『貴方は生きなきゃダメ、だって……こんなに』
『生き方も性格も人として……私と違って、素敵じゃない…！』
ボロボロの少女の前
軍服を着た私が手を差し伸べた相手
汚れた彼女に隠されていた光を、私は知っていた
初めて面を合わせた私達を、影で睨む女の姿も
「Aちゃん…！」
鬱先生の声で我に返る
バクバクした心臓が、私の体内を震えさせる
卯月と私は会ったことがある
私が……彼女と昔の自分を重ねたから
助けたいと思ってしまった
でも、何故目の前の女を目にして思い出したのか
……楓ちゃんは、もしかして
『っ、ねぇ……楓ちゃん』
彼女には聞きたいことが沢山ある
知りたいことが
緊張のせいか寒さなんて無くて
怖気付いていた足も、今は軽い気がする
『……どうして、卯月に敵対するのか…知りたい、何でそこまで嫌うのか…急に始まったよね、中学の時…出会った時はあんなんじゃなかった、急にどうしたのか、知りたい』
「Aちゃんは、ズルいよね」
『え？』
「欲しいと思ったものは全部手に入る…人望も金も全部」
「私ね、卯月ちゃんなんでどうでもいいの」
「……Aちゃんが、嫌いなの」
この目を
知っている
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きー - お願いなんですが例えばグルさんがしゃべる時 gr「〜〜〜〜」みたいにその人の名前(？)を入れてほしいです。できればでよろしいのでお願いします (2020年3月18日 14時) (
レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - 続きを読むたびにドキドキしてワクワクしてます！早くgrさんが思い出してくれないかなって思ってます。更新楽しみに待ってますね！ (2020年1月13日 15時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
水晶 - 続きが気になり過ぎて、読み終わるごとに発狂してます、grさんはどういう形で思い出すのか、本当に楽しみです！更新頑張って下さい！ (2020年1月13日 14時) (レス) id: 62648964a0 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 虎徹さん» ありがとうございます〜！彼等に幸せを見せてあげられるよう頑張ります……！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - せりんこ。さん» コメントありがとうございます！これからgrさんもmnちゃんも活躍していくので、暖かくみまもってあげていてください〜！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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