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『お、重い』
「ええやないですか、可愛い後輩なんやし」
『いや、重いってば！？』
扉を開けた先
私を待っていたのは後輩のショッピ
彼は私に抱きついたあと、ひっくり返った私の上に未だに乗っている
彼は私の頭を触り顔を触り「化粧してます？」とニヤニヤした顔で問いかけてきたところで頭を軽く叩き『早く退きなさい』と言えば素直に私の上から降りる
…いや待てよ
起き上がった私はショッピの方に顔を向ける
何か普通にやり取りをしてしまった
いつも通りの会話だ
おかしい、いやそれが普通なんだけど
記憶が無いはずじゃないのか？
ひとらん達の話だと記憶があったのは兄さんとしんぺい神だけなハズで
困惑する私を見たショッピは
「Aさん、おかえりなさい」と微笑んだ
『き、記憶…』
「ありますよ」
『いつから…』
「ん？産まれた頃から？」
『皆には』
少しだけの間が開き
ショッピはヘルメットを軽く被り直してから私の手を引いてベランダへ向かった
外は放送が流れてて、ショッピの顔を見ると相変わらず眠たげで、でも表情の奥で何か言いたそうで
「…花火、上がりますね」
と薄く笑ったショッピ
BGMと共に上がった花火が綺麗に目の前で弾ける
音も大きくて聞きたい事を一旦頭の隅に置いて、花火の方に視線をやった
「Aさん、もう1回抱き着いていいっすか」
花火の音で聞こえなくなることは無い
なんせ彼は隣に立っていて
真面目な表情のまま私に問掛ける
答えない私に彼は無言で腕を回して、震える手で頭を触ってきた
「…うん、やっぱりあんたは変わってなさそうや」
『…どういう事よ』
懐かしい感覚を思い出し
前世より少し伸びたショッピの髪を撫でれば
「覚えてるんかい」と笑う彼
任務失敗した後
ショッピはいつも切羽詰まった顔で私の前に来て、抱き着いては頭を撫でろとばかりに無言で主張していたのを思い出す
コネシマと私の直々の後輩だからか、よくわからないが普段見せない姿が私には案外心地よかった
彼は少し落ち着いたのかパッと体を話したあと、花火を見ながら「どこから話します？」と口を開く
『…全部』
「っはは、Aさん欲張りになりました？まぁそんなアンタも嫌いやないですけど」
ふぅと軽く息を着いたショッピは、ベランダの柵に腕を乗せて私の方を見た
それから少し目を瞑って
「3回、人生をやり直しました」
と彼は呟いた
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フューラー - ペチュニアってブラジルの言葉では《たばこ》って言う意味…エモエモやん (2020年5月16日 19時) (
レス) id: 141378911c (このIDを非表示/違反報告)
落ち葉 - お願いします! (2019年12月1日 19時) (レス) id: cde8734165 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 落ち葉さん» コメントありがとうございます！全員パターンも考えていますがとりあえず完結を目標に目指してきたいとおもっておりますので、ご了承ください！よろしくお願いします！ (2019年12月1日 19時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
落ち葉 - オチが未定なのでしたら、全員のパターンを作ってくれないですか? (2019年12月1日 15時) (レス) id: cde8734165 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - aityandao824さん» コメントありがとうございます、本日中に作成するのでもう少しお待ちください！よろしくお願いします！ (2019年12月1日 9時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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