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「A遅いよ！」
『ごめんごめん…』
教室に着いた頃には明日の準備が始まっていて、私もやることを始めた
卯月も楓ちゃんも張り切っているのがよく分かる
明日生徒会の指名発表だからかみんなから漂ういい女の香りがクラス中で充満していて
匂いの籠った教室の窓を全開にし、私はほっと息をついた
「A、明日私とウエイトレスね」
『残念、私は明日忙しいから』
「…いいじゃない、減るもんじゃないし」
「卯月ちゃんそういうの良くないよ？」
「…はぁ？あんたもさっき頼んでたでしょ？」
急に始まるバトル
止めはせず私はゆっくりと2人の間を通り、ベランダに洗濯済みのタオルを干しに行った
明日も晴れだから半日かけて干すことになり
1人で黙々とやっていると視線を感じ、横を見るが誰も見当たらない
ガラガラっともう片方の窓が開き男子が
「HRはじまるぞ」と顔を出したのでとりあえずベランダから室内へ
なんとなく気になっていた視線は気がつくとなくなっていた
『卯月帰るよ』
「あー、うんちょっと待って」
『…何してんの？』
「明日指名されるかもしれないリスト、うちのクラスの女子が作ったやつ」
卯月が持つ紙に書いてある名前には、うちのクラスの美女達とうちの学校のモデルの名前
その中には卯月や楓ちゃんも入っていて
ふんふん。と言う卯月がスラスラとその場にあったペンで私の名前を記入していく
『ちょっとやめて』
「なに、決めるのは生徒会様何だから、いいじゃない推薦に入れてもこの紙見られることないんだし生徒会には」
『やめて』
行こっか！と笑顔でこっちを向いた卯月が何だか楽しそうで
『彼氏出来た？』と言えば少し黙った彼女は内緒！と珍しく可愛げのある返事をした
もしかしなくても…
すぐさまシャオロンにメールを送り、校舎を後にする
『ちょ、卯月早いから！』
「遅いのよあんた、先行くね」
『優しさのクソもねえな！！！』
「トントン遅いで」
「あーすまん…って……あ」
靴を履いて下駄箱から門を抜けていく卯月
その後を追い掛けようとしたが上手く靴が履けずにいて
ようやく履けたと思い顔を上げると、ふとこちらを向いた男が私を見て声を出した
バチっと視線が合い、私は思わず顔を背け
『卯月待って！』と声を出しその場を去るように走る
あの黒髪、謎の赤いマフラー
間違いなくトントン
そこは止まるべきだったか？なんて思ったが何かあっても困る
あと人の目が痛い
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フューラー - ペチュニアってブラジルの言葉では《たばこ》って言う意味…エモエモやん (2020年5月16日 19時) (
レス) id: 141378911c (このIDを非表示/違反報告)
落ち葉 - お願いします! (2019年12月1日 19時) (レス) id: cde8734165 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 落ち葉さん» コメントありがとうございます！全員パターンも考えていますがとりあえず完結を目標に目指してきたいとおもっておりますので、ご了承ください！よろしくお願いします！ (2019年12月1日 19時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
落ち葉 - オチが未定なのでしたら、全員のパターンを作ってくれないですか? (2019年12月1日 15時) (レス) id: cde8734165 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - aityandao824さん» コメントありがとうございます、本日中に作成するのでもう少しお待ちください！よろしくお願いします！ (2019年12月1日 9時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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